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2017年2月12日 (日)

ミニ企画展「縁側の茶器」(4)

今日は茶碗と茶托について書きます。

茶碗

茶碗は玉露や煎茶用の小ぶりのものと、日常のお茶用の中型のもの、そして番茶用の厚手で大ぶりのものにわけられます。形でわけると釣り鐘形、碗形、盃形にわけられます。

玉露や煎茶用の茶碗はごく少量を味わうにふさわしく、猪口ほどの大きさです。煎茶茶碗は直径4cm前後を目安とし、玉露用はさらに小ぶりのものを使います。(ちなみに抹茶の茶碗は直径10cm以上あります)材質は白磁が最も良いとされます。それはお茶の色がよく映えるからです。

Img_9497jpg2 絵で埋め尽くされた九谷焼の茶器

日常のお茶用の茶碗は磁器でも陶器でも良いのですが、やはり内側のお茶の色が映えるものがよいようです。そうと知って周りを見回すとやっぱり皆さん茶の色が映える茶碗を使っていますね。私の今使っている茶碗は、外側が白くて内側が水色ですから、お茶を飲むには合いません。

番茶の茶碗は、たっぷりの熱いお茶を入れるものですから、大ぶりで厚手のものが適しています。

Img_9693jpg2 手書きの絵がかわいい茶碗

今回煎茶用の茶碗を中心に展示しています。急須や湯冷ましとセットになっているものもありますが、茶碗だけになってしまっているもの、急須だけになってしまっているものもあります。その小さな茶碗や急須には手書きで文様が描かれています。手書きですから並べてみると一つ一つ微妙に違います。染め付け茶碗のウサギや笹の葉を比べて見てください。

Dscn9535jpg2 七福神の茶碗(九谷焼)

また七福神の茶碗は九谷焼ですが、絵を描いた画工さんの名前が「橋田」と糸底にあります。3個しかないのが残念ですが、急須や湯冷ましなどとセットで七福神になっていたのではないでしょうか。非常に繊細かつ大胆な線で描かれ、美しく着彩されています。

Img_9484jpg2 画工は橋田さんという方

茶托

茶碗をのせる台のことで、托子とも言います。茶托の起こりは中国の唐の時代です。当時のお茶は熱湯を用いた上茶碗も大きかったので、直接茶碗を持つのには熱すぎ、そのために作られたのだろうと言われています。

日本の煎茶道では元々は茶托に当たるものはなかったようで、江戸時代中期に杯と杯台が輸入され、それぞれが茶碗と茶托に転用されたようです。

材質は木・竹・籐や銀・錫・銅などがありますが、輸入杯台は錫製が大半だったので、錫製の茶托が最上とされます。

玉露や煎茶には錫製の茶托を用います。黒ずんでいるほうが価値が高く、木製のものは番茶に用います。

Img_9584jpg2 重みのある錫の茶托

茶托については、小さい頃、変な安っぽい金物でできた茶托があるなあ、と思っているうちに、ままごとの皿になり、そのうちどこかにいってしまったという来館者が大勢いました。私もその一人で、私たちの小さい頃はけっこうどこの家でも錫の茶托があり、しかもその価値はすでにわからなくなっていたと思われます。

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