できたよ!「とよとみのまゆ」
こんにちは、まゆこです。
本日は山梨・豊富の養蚕をご紹介する冊子「とよとみのまゆ」が完成し、頒布を開始いたしましたので、お知らせします。
仕様:フルカラー、A4判16ページ (税込200円)
← 表紙写真は当館生産の繭だよ!まゆこが手に持って、館長に撮ってもらったの。
目次:p2「養蚕という仕事」養蚕という仕事/蚕の一生
p3「豊富地区の養蚕の歴史」江戸時代から昭和時代まで
p5「昭和30年代の養蚕風景」蚕の種がやってくる/稚蚕は土室で育てる
p7「お蚕さんと一緒に暮らす」富子さんのお宅拝見!
p8「養蚕技術の進歩」上蔟技術の進歩
p9「繭の嫁ぎ先」豊富の繭の嫁ぎ先(昭和30年代)
p10「最後の養蚕家」近代的な壮蚕飼育用の蚕室/なぜ養蚕をやめていったのか?
p11「おかいこあるあるTrivia about silkworms in Toyotomi
p16「山梨・豊富の養蚕遺産マップ」
頒布場所:当館窓口
そのほか、山梨県立博物館(笛吹市御坂町成田)・山梨県立考古博物館(甲府市下曽根町)・ふじさんミュージアム(富士吉田市上吉田)・北杜市郷土資料館(北杜市長坂町)でも販売してもらえることになりました。お近くの館にお寄りの際は、お手に取っていただければ光栄です。
当館は養蚕に特化した展示スペースを持っております県下一の養蚕資料収蔵館ですが、ここで告白しますと、実は、まゆこと養蚕(おかいこ)とのかかわりはたったの4年なんです。豊富郷土資料館に勤めるようになってからの4年間、毎年5月から10月の間に資料館に残されていた養蚕の道具を使って、蚕を飼い、できた繭を使って糸をとるということをしてきました。
←P6土室での稚蚕飼育の様子 p7「a life with cocoons」
失敗も多くありましたが、この間に、豊富地区の方々にいろいろとお世話になり、養蚕関連の様々なことを教わりました。
また、飼育したお蚕さんそのものからも、多くのことを学ぶ機会をもらいました。
←「おかいこあるある」は豊富に伝わる蚕にかかわる豆知識集です。
短い間でしたが、蚕という生き物と人間の関わりを知ることによって得た情報を、今できる限りの精一杯、この冊子に詰め込んでみました!
まゆこのお伝えしたいことがギュウギュウ詰めで、ちょっとウザいかも♪
豊富地区最後の養蚕家であった故中込文義さんへの感謝とオマージュも込めました。
もしご興味を持たれた山梨県外の方がいらしたら、気軽にお電話ください。
基本的には窓口販売ですが、ご相談に応じます。よろしくおねがいします。
まゆこ
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