フォト
無料ブログはココログ

にほんブログ村

« ミニ企画展「麦を食べる」(4) | トップページ | 麦を蒔いたけんど »

2016年11月25日 (金)

新潟県胎内市の板額会のみなさんに感謝

Photoこんにちは、まゆこです。

Dsc_1221
←板額会のみなさん。真ん中が「板額御前」

新潟県胎内市には、800年以上も前、源平合戦の頃に活躍した板額御前(はんがくごぜん)を愛し、関連する文化遺産を様々な活動によって後世に伝えていこうと活動している『板額会』というすばらしい市民団体があります。

Dsc_1146

今月はじめのことですが、その板額会の皆さんがはるばる新潟県胎内市から早朝出発で山梨入りしました。小学生、高校生、大人の方、総勢20名ほどの皆さんです。

その目的は、第1回中央市ふるさとまつりメインステージで、時代の渦に巻き込まれ波乱万丈だった板額姫の生涯を演じて見せてくれるためです。

Dsc_1190
←新潟からのバス到着!

際立つ美しさだけでなく、弓の名手としても名をはせた板額姫は、越後平氏である城氏の姫でした。

しかし、鳥坂城の戦いで捕らわれの身となり鎌倉に連れて行かれ、将軍頼家の前に引き出されたところを、甲斐源氏の弓の名手、浅利与一に見初められ、甲斐国浅利荘(現山梨県中央市)へ嫁いできたと伝えられています。

静御前、巴御前とともに三大御前の一人として有名な女性なんです。

Dsc_1208

しかも、わが郷土の英雄浅利与一公のお嫁さんだった人ですぞ!

 高校生たちの寸劇からはじまったステージは踊り、歌も交えて、分かりやすく、面白く、板額姫と浅利与一とのドラマチックな出会いと運命を演出する構成で、観衆を楽しませてくれました。

浅利与一と板額御前を知らない人でも、歴史が苦手な人でも、このステージを見た方には時代背景がよくわかったと思います。

Dsc_1200

本当に素晴らしいステージで、新潟県胎内市の方々が、こんなにも浅利与一のこともよく知り、愛してくださっていることに感謝の気持ちでいっぱいになりました。

逆に、わざわざ遠く甲斐の国にまで嫁いで来てくれた板額姫のことを中央市民はどれほど知っているのか?と考えると申し訳ない気持ちになります。

また来年も、来てくださるとうれしいです。Dsc_1226

←胎内市職員でもあり、板額会事務局のkさんから、かわいい板額ストラップもらいました。(当館事務室にて)Kさんもかわいいね!

また、毎年、板額会の皆さんは、中央市内中学3年生全員に、百発百中弓の名手板額御前にあやかった手作りの合格お守りを新潟胎内市から送ってくださっています。

この手作りの心は本当にありがたいですね。ちなみに昨年受験だったまゆこの息子も、このお守りをいただいて、無事合格できました。

市民の一人として、中央市の浅利与一の里からも何か感謝の気持ちを伝えられる場を作れないだろうかと、申し訳ない気持ちになっています。

Dsc_1162

本日、平成281125日付地元紙(山梨日日新聞)に,秋田の中学同窓会が浅利与一公供養のため、27日に大福寺と当館を訪問するという記事が掲載されたのですが、当館は山梨県中央市大鳥居にあり、その敷地は甲斐源氏・浅利与一の菩提寺である大福寺に続いています。

そして、最近は「浅利」姓の方々のルーツを探る聖地として、日本全国から来館者が訪れるようになりました。与一のお嫁さんになった板額姫を慕って、いらっしゃる方も増えています。

Dsc_1213←すべて手作りの衣装だそうです。スゴイ!

将来的に浅利サミット!?なんてのもできるんじゃないかと、観光課の人でもないのについ考えてしまうほどです。

しかし、中央市民にもっと浅利与一公のことを知ってもらう活動をすすめるのがもちろん先です。頑張らねば!わが中央市豊富郷土資料館!その延長線上に・・・・・。

まゆこ

« ミニ企画展「麦を食べる」(4) | トップページ | 麦を蒔いたけんど »

まゆこのつぶやき」カテゴリの記事

コメント

「中央市ふるさとまつり」と、翌日の史跡巡りツアーでは、板額会がたいへんお世話になりました。
写真もたくさん撮影していただき、なにより来場者の皆さんがあたたかく受け入れてくださって、本当にありがたかったです。
「板額姫慕情」を演舞された中央市板額会様、カメラ片手に応援してくださった中央市在住のK様、お手紙と写真を送っていただき、ありがとうございました。
板額御前の嫁ぎ先は、私たちにとっても第二のふるさとです。
これからもよろしくお願い致します。
いつかドラマ化または映画化されて、新潟と山梨がロケ地になるといいですね♪


この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 新潟県胎内市の板額会のみなさんに感謝:

« ミニ企画展「麦を食べる」(4) | トップページ | 麦を蒔いたけんど »