サトイモ洗い
富子だけんど、今日は霧雨が降ってるね。朝から家の中に湿気がすごかったよ。お肌にはいいかもしれんけんが、カビがはえそうだよね。
おとといはサトイモをいっぺえ貰ったから、どんどん食わなきゃあと思って、昔の方法で皮を剥いて見たさ。
こんなに貰ったけんど、ちっくいのは皮を剥くのがやっかいじゃん。ほれで、皮付きのまんまゆでて手で剥いて、コロッケとかを作っったりしたけんど、昔のやりかたでどのくれえ剥けるもんだか実験してみたくなったわけさ。
バケツにサトイモを入れて水を入れて、×印になるように真ん中をしばった棒で右・左にぐるぐるかきまわすさ。昔は桶で棒も木のもうちっと太い棒を縄でしばってたもんだけんど、今はないからポリバケツと園芸用の支柱を使ったさ。
10分くれえでだんだん剥けてきたのがわかるようになってきたさね。水の量はサトイモがちょうどひたるくれえがいい塩梅だよ。多すぎてもだめだし、少なくてもだめだったね。サトイモの量も少なくても2~3段には重なるほうがよさそうだよ。要するにサトイモ同士がこすれ合って皮が剥けるわけだから、こすれるとこがいっぺえあったほうがいいってわけさ。
昔どっかの村で、水車みたいな芋車っていうのをせぎの水の流れで回して、中にいれてあるサトイモを洗ってるのを見たことがあるけんど、これはすごいね。ほっとけばせぎがきれえにしてくれるだから。
サトイモは切るとぬめりが出るし、旨味も逃げちもうだって。剥いて売ってるサトイモは漂白剤が使ってあるかもしれんし、剥いてから時間がたつと旨味も逃げちもうから、やっぱり煮る前に剥くのがいいけんど、5個や10個剥くのにゃあ桶と棒っちゅうわけにはいかんから、芋洗い手袋とか、アルミ箔のボールで洗うっていうのがおすすめらしいよ。
昔の人も今の人もサトイモをうまく食うために飽くなき挑戦をしてるっていうことだね。なんたって日本で芋っていえばサトイモのことだからね。
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