「井之口笠踊り」がかわいい!
今年の11月3日に「第1回中央市ふるさとまつり」が玉穂ふるさとふれあい広場で開催されました。 そのメインステージでは、午前中、中央市内に残る郷土民俗芸能が次から次へと披露されました。 甲斐与一太鼓、井之口笠踊り、粘土節、虚無僧行列などですが、今回は子供たちの笑顔がはじけて、とってもかわいかった井之口笠踊りについてレポートします。 井之口笠踊りは、中央市内を縦断する現在のJR東海身延線の敷設工事に深く関係している芸能なんですよ! 中央市内には身延線の東花輪駅と小井川駅の2駅があり、甲府方面に通勤通学に利用したり、名古屋・京阪神方面に向かうときは特急ふじかわを利用するという市民も多いと思います。 マイカー時代の現代とはいえこの身延線無くしては、「全国住みやすさランキング」において、山梨県で不動の1位をずっとキープする中央市(2016年の全国では31位だよ)にはならなかったかもしれません。 身延線が中央市内で開業したのは昭和3年3月30日のことです。 特に東花輪駅は開業当時の駅舎を現在でも使用しており、ことし88歳の米寿を迎えたところなんです! そして、井之口笠踊りは、身延線工事の際に上州(いまの群馬県)から出稼ぎにきた青年たちが玉穂地区の青年たちに教えたのがはじまりとされています(中央市田富・玉穂地区歴史文化財ガイドより)。 井之口笠踊り保存会の皆さんによると、大東亜戦争末期には、一時途絶えたことがあったそうですが、戦後復活させ年に一度、井之口地区の住民で舞うことで、保存しているそうです。 ←顔にお化粧するのはちょっとくすぐったい感じよね。 ←本番前に自主的に踊りの最終チェックをする子どもたち。 シンプルな振り付けは子供でもすぐに覚えられそう。 玉穂地区内の小学校の運動会では山形の花笠踊りが毎年演舞されるのだけれど、郷土民芸の「井之口笠踊り」もやったらいいのに! ←ステージが終わって舞台そでに引き上げてきたところ。 「上手だったよ!」の声掛けに、にっこりしてくれた。 この井之口笠踊りは、「小学生時代に踊って、社会人になって、十何年ぶりくらいで再びまた踊ることになりました」という若者もいて、未来を感じさせてくれます。 また来年も、この中央市ふるさと祭りで、華やかで笑顔はじける「井之口笠踊り」を見せてもらうのが楽しみになりました。 まゆこ
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