おめでとう。郷土学習コンクール大賞受賞!
去る11月1日(火)に山梨県教育委員会「ふるさと山梨」郷土学習推進会議が主催する郷土学習コンクールの受賞者の表彰式が行われました。 そこで、昭和町西条小学校の相原君が小学校の部で大賞を受賞しました! 研究課題名は「羽ばたけ蚕!消えるな!山梨の文化遺産」です。 受賞式当日には、相原君による研究発表も行われたようです。 彼は4月から当館を何度となく訪れ、常設展示や蚕の飼育展示、企画展を隅々まで見学し、自宅でも蚕を飼って、糸繰り、織物作りまで行いました。 蚕の生態を知るだけでなく、繭の利用方法、養蚕農家の実態、養蚕に関わる民俗、山梨の産業史の側面からの考察、養蚕の将来性など、幅広い視点から捉えた研究内容となっていました。 すばらしいです。 当館には、毎年、小中学生が養蚕研究のアドバイスを求めて、夏休みを中心に数名来館されるのですが、実際に自分で蚕を飼う前に調べに来てくれる人は少ないです。 夏に開催した「お蚕さんセミナー」にも参加してくださり、これだけ詳しく私たちの解説を理解して聞いてくれた人はいないのではないかと思うほど熱心に学習してくれ、学芸員冥利に尽きました。 相原君、ありがとう。研究のまとめ、感想として、書かれていた養蚕文化の継承を訴える文章が、また当館スタッフを泣かせます。 受賞研究はそのうち、山梨県立博物館に展示されたり、「ふるさと山梨」ホームページからも見ることができるようになるそうです。 相原君の大賞受賞は当館の誇りです!! 本当におめでとうございました。ありがと~う! (授賞式を前に、相原君が大賞が決定した研究成果を見せに来てくれた時の写真です) まゆこ
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