エゴマの花
富子だけんど、この近所の小学校じゃあ今日運動会をやってるところが多くて、今朝はあっちこっちで花火が上がったよ。ほんだけんどグランドはぐちゃぐちゃずらね。雨ばっかで練習もあんまりできなかっつらね。今日も曇り空だけんどせめて終わるまで降らんでいてもれえてえよう。
せんころエゴマのことをちっと書いたけんど、プランターのエゴマに花が咲いたから、写真を載せるじゃんね。
9月15日、花穂が出てきた
エゴマはゴマと言ってもシソの仲間で、東南アジア原産だって。古い呼び方が「荏」(え)で、それが中国名でもあるようだよ。だから近所のおばさんたちが「荏のぼた餅」って言ってたのは、由緒正しい呼び方だっただねぇ。山の中にはこういう古語が残るだよね。
日本じゃあインド原産のゴマより古くから利用されてただって。食うだけじゃなくて塗って油紙にしたり、番傘にしたり。もちろん灯油もエゴマで、菜種油が使われるようになるまでは、油と言えば「エゴマ油」だっただね。
9月18日、花が咲いた
上の写真の花、かわいいら? 小さい白い釣り鐘型で、下の方がちょっと長い花が房のようにになって咲くだよね。咲いた花はあっというまに散っちもうから、プランターの下には白い花がいっぺえこぼれてるよ。
9月21日のシソの花
上の写真は偶然見つけたシソの花だけんが、似てるら?葉っぱも花もそっくりだね。ただシソの花の方が房が長くてあんまり固まった房にはなっちゃあいんけんどね。
9月22日、蜂がたくさん来ていた
日本じゃあエゴマが古くから使われてるって言ったけんど、山梨県大月市の原平遺跡(縄文早期末)からは、炭になったエゴマの種の塊が見つかってるし、笛吹市の花鳥山遺跡(縄文前期末)からは炭になったエゴマのクッキーが見つかってるだよ。すごいね。何千年も前だよ。東南アジア原産のエゴマが日本にどうやってたどりついて、山梨の縄文人が食うようになったか考えると、ホントにびっくりしちもう。縄文人すごい!
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