お月見団子を作った
富子だけんど、また雨だねぇ。1週間くらい雨が続くようじゃんね。涼しいのはいいけんど、ちっと蒸すよね。
明日は十五夜だけんど、用があって明日団子を作れんから、昨日作ったさ。今まで十五夜の団子は買ってばっかしだったけんど、今年は自分で作ってみっかと思って、挑戦したさ。
水で練って分けた生地
白玉粉と団子の粉を半分つ混ぜて、水でこねるだって。今まで団子っちゅうと熱いお湯でこねてたけんど、水でこねるっちゅうのは初めてで、大丈夫ずらかって半信半疑だったさ。水でこねると透明感がない生地ができるね。
ゆでて冷水で冷やしている
その後餡子を入れて丸めて、わかしたお湯で5分ばっかしゆでるっちゅうと透明感のある団子ができるさ。この鍋でゆでるっていうのも初めてで、今までは蒸し器でふかしてばっかだったから、これも不安だったけんどね。白玉団子を作るときはゆでてたけんどさ。今回は餡子の入った団子だからね。
皿に盛ってできあがり
心配したことはなく、うまくいって団子ができたから、皿にのせて、玉穂のサトイモと豊富のクリと豊富の花といっしょに飾ったさ。雨だったからススキをとりに行くジチ(やる気とか勇気)はなかったから、花で勘弁してもらったけんど、ススキじゃなくて稲穂でよかったらしいね。まあイネも作ってなきゃあだめだけんど。15日当日にゃあスーパーでもススキをサービスしてくれるかもしれんね。クリは十五夜より十三夜に飾るのかもしれんけんど、豊富じゃあ今がクリの最盛期だからね。
縁側に飾ったお供え
子どもの頃のことだけん、十五夜の日になると、でっかい兄ちゃんたちが「おい、今日ツキに行くか?」っていう会話をよくしてたさ。「十五夜の日に月に行く?」ってどういうことかと思っていたら、団子やお供え物を棒で突いて取りに行くっていうことだったさ。十五夜のお供え物は取っても泥棒にゃあならんていうことで、子どもの年中行事だっただね。お供えしたもんを食ってもらえて供えた方から見ればうれしいこんだっただね。おおらかな時代だったね。ちなみに団子は好評で、あっという間に食っちゃったさ。
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