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2016年8月30日 (火)

これらの花嫁衣装を着た人を捜しています

Photoこんにちは、まゆこです。

8月もあと一日で終わりです。

当館ウィンドウ展示の「夏の思い出」も台風が来る前に館長がサッサと片づけてしまい、いまはただの畳部屋になり、寂しさがつのります。

「さぁ、まゆこよ、次はいかようにも好きにディスプレイしなさい」と館長に云われたけれども、「うー、9月に入ってからでいいよね、秋は」とジタバタしている今日のまゆこです。

Dsc_0607
でもテーマは決まっていて、「嫁入りの秋」ということで花嫁衣装をメインに展示しようと考えています。

かつて結婚式は、農閑期に入った秋の大安の日を選んで行われるのが普通でしたから。

ただし、正直なところ、収蔵品の内のどの衣装をメインに飾ろうかまだ迷っています。だってどれも豪華で美しいんだもの♪

Dsc_0608_2

 

豪華な黒振袖や打掛け、明治の終わり頃から昭和30年くらいまで庶民の花嫁衣装として主流だった江戸褄(留袖)、角隠しのついた高島田の鬘、かんざし類など、花嫁グッズが当館では豊富にあるんです。

松に鶴を配した格調高い黒振袖。

Dsc_0599

では、その中でも、豊富地区で昭和30~40年代に使用されたとみられる着物をご覧になって!

以下①~④の4枚は、地域の方々が結婚式をする際に貸し出していたもので、着た人には大変思い出深い着物だというお話を聴いています。

以前、まゆこも来館者のおばあちゃんに直接その話をうかがったことがあります。

← ①絢爛豪華な金ぴかの打掛け 御所車が印象的(着た記憶のある人、知らせてください!)

しかし、その際、まゆこは「実際にこれを着た時の結婚式の写真を今度みせてください!」などと頼むことができませんでした。

「あら懐かしい、私はこれを着て、お色直しにこれを着た」なんて会話も耳にしたのに・・・・・。なんだか、タイミングが合わずに、この絶好の機会を逃してしまいました。

たぶん昭和30年代に花嫁になった方々と思われる(70・80代くらいのおばさま方)だった。

Dsc_0613

これらの①~④の打掛け・振袖の詳細その他、思い出をお持ちの方がいらっしゃいましたら、まゆこにいろいろ教えてくれませんでしょうか?

その娘さんかお孫さんで、豊富地区に嫁いだおばあちゃんの結婚式の写真をお持ちの方はいらっしゃいませんでしょうか?

←②とても質の良い絹織物に鳳凰の刺繍が施された打掛け。(着た記憶のある人、知らせてください!)

Dsc_0602←③この空色に鶴舞う着物は平成18年に収蔵した記録がございますが、寄贈者もお亡くなりになり、もう、誰が着たものかなどの詳細はわかりません。(着た記憶のある人、知らせてください!)

Dsc_0596 ←④こちらは振袖。お色直しに着たのかもしれない。(着た記憶のある人、知らせてください!)

③以外の3枚は旧資料館建物時代(25年以上前)から収蔵していたようで、当館所蔵以前に、どこでだれが保管していたものか詳細記録がありません。

Dsc_0584

 こんなにも美しい花嫁衣装をいくつも収蔵する当館ですが、これらの資料に関わった人々のストーリーが不足しています。 

←花嫁が着た江戸褄(留袖)。裏地は目の覚めるような美しい緋色。留袖は明治の終わり頃から昭和30年くらいまで庶民の花嫁衣装として主流だった。

Dsc_0609 ←細かい文様の刺繍が全面に施された超豪華な打掛け。どんなお大尽の家のお嫁さんが着たんだろう。

花嫁衣装は9月から当館入り口横でウィンドウ展示いたしますので、ご覧になって、何か思い出しましたら、どうぞ、まゆこにお力を!

よろしくお願いたします。

まゆこ

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