乾繭しようとしたら、黒縞の成虫がいたの!
去る、7月23日(土)のことですが、その日は虎蚕(とらこ)を蔟から外して毛羽取りし、冷凍庫に保管してある黒縞(くろしま)と黄白(おうはく)の繭と合わせて乾繭しました。 最初に、暴れん坊で飼育にてこずった虎蚕の繭を収穫していた時のことです。 館長が「あ~こんなところに黒縞の繭を取り忘れだ~!」と叫びました。 とんで行ったまゆこは、繭の上にのっているかわいらしい黒縞ちゃんの成虫に会うことができました。 意図していなかった出会いですが、なんて、かわいらしいんでしょう♪ 大きな黒い目に、においを感じるという触覚が立派です。鳥の羽のようでもありますね。 からだの細さからいって、お腹に卵を持っていないようですし、オスをひきつけるためのにおい(性フェロモン)を発する黄色い袋をお尻の先から出していないので、メスではないようです。
でも、この黒縞ちゃん以外、成虫になる前にすべて冷凍庫に入ってしまったので、交尾することはできません。
蚕は飛ぶことができませんので、このまま蚕棚の一角にいてもらっています。
まだ2・3日は生きているので、機会がある方は見に来てください。
夏蚕の乾繭は、平成28年7月23日から24日にかけて行いました。
例の乾繭装置がまた活躍しました。
今回は白色で小粒の黒縞の繭、薄黄色の虎蚕の繭、黄白(オスが白、メスが黄色)の繭の3種類を同時に乾燥させました。
なんだか、色合いがきれいですね。
同じ黄色でも、品種によって色味がずいぶん違うことが判ります。
蚕って不思議ですね。
本日、蚕棚には、昨日到着した3齢1日目の錦秋×鐘和(きんしゅう×しょうわ)と、虎蚕(とらこ)の卵がのっております。
虎蚕は明日7月28にふ化する予定です。
8月の半ばに向けてぐんぐん大きく成長していきます。
たくさんの人に観に来てもらいたいです。
うんとかわいいんだからっ♪
まゆこ
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