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2016年7月15日 (金)

ミニ企画展 「昔も今も変わらぬ相棒文房具」 (5)

ボールペンのひみつ

油性ボールペン

ボールペンは1884にアメリカで発明されました。しかしそのボールペンはインク漏れがひどく、とても文字がかけるようなものではありませんでした。その後ハンガリー人のラディスラオ・ピロがインクに粘性を高める素材を入れ、細い管に入れることで漏れを防ぐ方法を考案し、1943年に今のボールペンを作ることに成功したのです。

日本にボールペンが入ってきたのは、第二次世界大戦後米軍が持ち込んだのがきっかけと言われています。すぐに国産ボールペンが出回るようになり、昭和45年(1970)年以降は最も一般的な筆記具となっています。ボールペンは当初高価で普及せず、書いた後時間がたつとインクがにじんでしまい、公文書に用いることも認められていませんでした。しかし、メーカーの努力で品質の改善が図られるとともに安価となりました。

現在ボールペン製造技術は日本がダントツで他国を大きく引き離しています。

Img_9080jpg2 日本の携帯用筆記具「矢立」

Img_9081jpg2 墨と筆が内蔵されている

水性ボールペン

日本のオート社で、昭和39年(1964)に開発されたのが始まりです。昭和47年(1972)には実用的で耐久性のある商品が販売され、日本より欧米で評判を呼びました。油性ボールペンに比べ長く書くことができず経済性は悪いのですが、インクの粘度が低いため、線の濃さや手への負担が軽いのが特徴です。

中性ボールペン

ボールペンの歴史の中で最も新しく、伸びているのが中性ボールペンです。別名ジェルボールペン(ゲルボールペン)ともいいます。昭和59年(1984)にサクラクレパスから発売されました。油性ボールペンの使い勝手と水性ボールペンの書き味のよさ・発色性のよさを併せ持っているのが特徴です。インクがゲル化して紙面に付く性質を利用して、消しゴムで消せるボールペンも存在します。

Img_9045jpg2 日本で発明されたガラスペン

Img_9042jpg2 インクをつけて書く

万年筆のひみつ

万年筆の原形は中世ヨーロッパで広く使われた羽ペンといわれています。しかし、羽ペンは折れやすく、摩耗しやすかったので、イギリスのフレデリック・バーソロミュー・フォルシュがペンを取り付けた金属パイプの軸にインクを貯え、それをペン先に送り出す筆記具を発明しました。1809年のことです。同じ年ジョセフ・ブラマも同じようなペンを作りファウンテンペンと名付けました。

その後アメリカのルイス・エドソン・ウォーターマンによって毛細管現象を応用したペン芯が発明され、万年筆の原理的な構造と外形が確立しました。

万年筆が日本に入ってきたのは、明治になって横浜のバンダイン商会がアメリカ製のコース針先泉筆を輸入したときと言われています。これはウォーターマンの万年筆とは違い、先端部分に針状のものが付いているペンです。その後、丸善が日本における代理店として「ウォーターマン」や「ペリカン」「オノト」の輸入販売を開始し、一般の人に広まって行きます。

国産万年筆は明治44年(1911)に阪田製作所がセーラー万年筆を開発したのが始まりです。苦心の末、欧米に負けない製品となりました。次いで並木製作所がパイロット万年筆を作りました。パイロット万年筆はスタート時点ですでに輸出を念頭に置いていたそうです。またプラチナ万年筆は後発ですが、カタログ通信販売で業績を伸ばしました。

Img_9150jpg2 長い相棒たちを集めました

 

マーキングペンのひみつ

マーキングペンは、1946年にアメリカで開発され、内田洋行の社長がアメリカ視察から持ち帰ったものを、寺西化学が製品化し、「マジックインキ」の名前で発売しました。

発売当初はキャップを閉める習慣がなかったので、ペン先が乾いて書けなくなってしまったというクレームが多かったそうです。ようやく売れるようになったのは昭和31年(1956)頃で、街頭選挙速報などにマジックインキが使われるようになり、徐々に世間に受け入れられていきました。マジックは今も油性マーキングペンの代名詞に使われています。

油性マーキングペンの欠点を改良したのが水性インクを使ったサインペンで、ぺんてるから発売されました。このペンは、アメリカで好評を博し、世界中に広まっています。

 

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