シルクの里界隈のカワイイもの
きょうはシルクの里豊富をぶらり歩けばたくさん出会えるカワイイものをご紹介します。
ここ山梨県中央市豊富地区は、現在でも「シルクの里」と呼ばれている地域です。
豊富郷土資料館のある「シルクの里公園」をはじめ、メインストリートにはシルクの里と記された看板ゲートが現在でも設置されており、さまざまな名称に養蚕関連のフレーズが使用されています。
その他にも、繭と蚕と桑葉のデザインされたマンホールに、繭の形の街灯などを、あちらこちらに見ることができます。
←蚕と繭と桑がデザインされたマンホール。よく見ると、繭の中に糸を吐ききった直後のおかいこの幼虫がいます。まだ蛹になっていないので、「この繭は完成したばかり!」だということが判りますね。 ←夕暮れ時、シルクの里豊富の小路をやさしく照らす街灯を見上げてください。かわいらしい繭の形をしています。桑の葉もついていますね。栄養分の高い桑を育て、品質の良い繭をつくってきたこの地の人々の誇りのあらわれです。
しかし、実は「シルクの里」と言っても、ここ豊富では、繭から生糸を生産する製糸業はいっさい行っていませんでした。
品質の良い繭を多く出荷することに重点を置き、シルクの原材料である繭の生産に特化することで、高い養蚕技術を発達させていました。
←路面にはめ込まれた卵からかえったばかりの蚕のレリーフ
←シルクの里公園の人気遊具はおっぱいではなく、繭の形をかたどったトランポリンです
他地域と異なり、昭和50年代になっても増産体制を維持していたここ豊富地区の養蚕に対する情熱のすごさは、ただいま開催中の企画展「最後の養蚕家と豊富」でご紹介しております。
どうぞ、機会があればいらしてください。
まゆこ
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