フォト
無料ブログはココログ

にほんブログ村

« シルクの里界隈のカワイイもの | トップページ | 黒縞ちゃんの繭 »

2016年7月 9日 (土)

ミニ企画展 「昔も今も変わらぬ相棒文房具」(4)

えんぴつのひみつ

えんぴつの起源は古く、今から2千年くらい前のギリシャ・ローマで、鉛を円板状にして書いていたことにさかのぼります。今のようなえんぴつができたのは1795年のことで、フランスのニコラス・ジャック・コンテという人が、粘土と黒鉛を混ぜて高温で焼き上げて作りました。

日本にえんぴつが輸入され始めたのは明治になってからです。日本人による最初のえんぴつは、1881年(明治一四年)に井口直樹によって試作品が作られ、明治20年に真崎仁六が量産化に成功したことで世の中に広まりました。この真崎仁六は、「真崎鉛筆製造所」を創業し、その後「三菱鉛筆株式会社」となりました。「三菱鉛筆株式会社」と「三菱グループ」とは何の関係もありませんが、文字もロゴマークも同じだったので、戦後の財閥解体や三菱商品の不買運動などで勘違いされたそうです。

Dscn8814jpg2 木製筆箱(ふたにはペンや本の絵)

Dscn8815jpg2 スライドして開ける

えんぴつの芯は黒鉛と粘土でできています。黒鉛は中国・ブラジル・スリランカから輸入しています。粘土はドイツ・イギリスから輸入しています。えんぴつに使う軸木は主にアメリカのインセンスシダーというヒノキの仲間の木を使います。

えんぴつの濃さは粘土と黒鉛の割合で決まります。粘土の割合が多いほど芯はかたく、色はうすくなります。えんぴつに付いているH・F・Bなどの記号は、Hはハード、Bはブラックを表し、Hの数字が多いほどかたい芯を示し、反対にBの数字が多いほど濃く柔らかい芯を示します。Fはファームという意味でしっかりとしたという意味で、HとHBの中間のかたさをもった芯のことです。

Img_9083jpg2 硯箱は筆箱の元祖?

シャープペンシルのひみつ

シャープペンシルの元祖は、ねじの付いた心棒をまわして芯を押し出すタイプのものでした。その後アメリカでエバーシャープという名前のシャープペンシルを発表し、これが実用的な筆記具として使われる始まりだったようです。

シャープペンシルが日本に初めて輸入されたのは明治10年(1877)で、大正4年(1915)には早川金属工業株式会社(現在電機製品の会社として知られるシャープ株式会社)が国内の製造を開始し、早川式繰出鉛筆として発売します。そして昭和25年(1950)、今のようなノック機構を初めて誕生させます。

昭和35年(1960)に日本文具(現在のぺんてる)が、黒鉛と粘土の代わりに黒鉛とプラスチックを使って芯を作るようになると、芯も細く長くなり,人々に広く使われるようになっていきました。

Img_9243jpg2 明治時代の小学生の必需品石盤

Img_9244jpg2 石筆で書いて布で消す

« シルクの里界隈のカワイイもの | トップページ | 黒縞ちゃんの繭 »

企画展・ミニ企画展」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1875313/66422095

この記事へのトラックバック一覧です: ミニ企画展 「昔も今も変わらぬ相棒文房具」(4):

« シルクの里界隈のカワイイもの | トップページ | 黒縞ちゃんの繭 »