自由研究で使う糸取り装置
しかも自分で育てた蚕が作った繭を持って!
彼とは、4月に、この研究プロジェクトをはじめるにあたって、蚕と養蚕の基礎知識を解説したのですが、その時に、いつどのように蚕を手に入れて育てるのがよいか相談を受けました。
先日、当館に今夏の自由研究で蚕をテーマにすすめているという小学生が来てくれました。
その後、彼自身で当館もお世話になっている愛媛蚕種の黄白を無事に育て上げ、その研究経過を見せに来てくれたのです。
大変うれしいことですね。
今回の来館は、次に、どうやって糸をとるかについての課題があるそうで、その解決策を探すためだそうです。
そこで、昔の人が実際に使っていた座繰り器という道具の解説をした後で、家にある素材で簡単に作れる糸取マシーンの例として、ペットボトルを使った装置をご紹介しました。 ←装置の上のかぼちゃはとりあえずの「重し」です。 「例えばこんな装置を作ってみたらどう?」なんて、私と彼が話している間に、館長がササ―と作っちゃったんですけどね!
とても参考になったようで、彼の取材手帳に詳しくメモされたもよう。よかったです。
最終的な自由研究の成果が楽しみなので、その時は見せてもらおう♪
こんな風に、夏休みは毎年蚕や養蚕をテーマに来館される親子連れがよくいらっしゃいます。
←虎蚕3齢1日目 しましま~!
蚕というテーマは非常に大きく、蚕と人間のかかわりの歴史や文化について調べる場合、昆虫観察という側面を重視して蚕を研究する場合とでは、展示の観かたや調べ方が違ってきます。
まずは、蚕の何に不思議や魅力を感じたのか?を明確にして、研究をはじめるとよいと思います。
当館では喜んで、アドバイスさせていただきますよ!
まゆこ
←黒縞 3齢2日目 シマシマ~♪
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