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2016年5月15日 (日)

桑の繊維の服が寄贈されました。

今日は山梨市の方から、とても珍しい服を寄贈していただきました。今から70年ほど前には、桑の樹皮の繊維で服を作ったという話を聞いたことがありましたが、どんなものなのか実物は目にすることができませんでした。

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ところが今日、その珍しい服に出会うことができたのです。お持ちいただいたKさんは、、甲府空襲で焼け出されて、山梨市移転していましたが、復員してくる父親のために、終戦の年あるいは翌年、旧豊富村木原の親戚の桑畑で、桑の皮を5貫目(約20キロ弱)剥いて学校に持参し、この服と替えてもらったそうです。終戦当時は物資が無く、しかも甲府の家が焼かれたために、復員してくる父親が着るもののが無いと困ると思い、頑張ったそうです。実際は着るものが入手できて、この桑の服は着ることが無かったそうですが、K さんは捨てられずに70年間大事にしまっていたそうです。
それでも最近になって、戦後70年を契機に、私どもの資料館へ寄付することを決意したと言っていました。直接この服の原料が豊富のものではないかもしれませんが、幼少のKさんが豊富で手を真っ黒にしながら、桑の皮をむいて手に入れた貴重な衣服です。しかも新品同様でしっかりしています。
恐らく県内でも桑の繊維の服は、これだけでしょう。大切に保存・展示しなければと思います。

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服の繊維は麻布より粗くごわごわしています。全体を緑に染色してあるようです。ボタンも木で作られたものを染色しているようです。裏から見ると麻服のように透けています。
近々に展示しますので、どうぞ見学にお出でください。

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