公園にナンジャモンジャの木
富子だけんど、熊本城の櫓の映像を見たけんど、びっくりしたねぇ。石垣がそっくりなくなっちゃって、一番隅の石垣だけがまるで柱のようになってて、その上に櫓がのっかってるだもんさ。あの柱みてえな石が崩れたら、櫓も落っこちちもうよね。まったくみんなで支えてやりてえよね。
今日は公園のナンジャモンジャの木のこんを書くね。
ヒトツバタゴの木
せんころこの木に気がついてさ。あれっなんずら?って思って今日写真を撮ってきたさ。ほうして図鑑で調べたら、ヒトツバタゴの木さね。自生してる木は少なくて、絶滅危惧種Ⅱ類になってるだってよ。何年か前に、わざわざこの木を見に岐阜県の方まで行ったこんがあったけんど、こんねん(こんなに)近くにあったとはね。雪が降ったみたいに木が真っ白くなるほどたくさん花が咲くのがすごいね。公園のは散った花が下草の上に雪みたいに積もってたよ。
ヒトツバタゴの花
きれえな花じゃんね。秋には黒い実がなるっちゅうから楽しみだね。ナンジャモンジャって呼ばれるわけは、「その土地には珍しくて、だれも名前を知らない植物のこと」をいうだって。ほんだから山梨にゃあ、リョウメンヒノキをナンジャモンジャって呼んでるとこがあるよ。ヒトツバタゴが明治神宮外苑にあって、誰もその木の名前を知らなんだから、ナンジャモンジャって呼ばれるようになっただって。分布が不連続っていうとこが名前を知らん原因だね。
ヒトツバタゴっていう名前になったのは、タゴ(トネリコ)っていう木に似ているけんど、葉っぱが1枚だったからついただって。
実のことを言えば、この木のすぐ近くのサクラの木に実がなってたよ。ソメイヨシノは同じ木の花粉を受粉しても実はつかんだって。ほんだから何か違うサクラの木の花粉がついただね。公園のサクラは観賞用のサクラだから、このサクラの実は食えないけんど、鳥とかは楽しみにしてると思うね。
サクラの実
好奇心旺盛な人は食ってみても毒じゃあないらしいけんど、毛虫を退治するにけっこう薬を撒いたからどうかねぇ。
じつはあたしもちっくいころ「サクランボ」なんて買ってもらえんから、このサクランボを食ったよ。たぶん渋くてまずかったと思うね。それですぐお母ちゃんに「ヒマシ油」を飲まされた気がするさ。ヒマシ油って下剤だっただね。お母ちゃんは食えんと思っていたっていうこんだよね。それでも毎年きれえなルビーみたいな色で実ると、食ってみたい衝動にかられたね。今は果実酒を作ってる人もいるらしいから、ほうすれば、見るだけじゃなくて食う楽しみがあっていいじゃんね。
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