初めて見た蛾
富子だけんど、今日はいい天気だねぇ。きのうは雨っぷりだったから、ちょうどいいと思って、モロコシとオクラの苗を植えたさ。サツマイモはおかげさんでみんなついたし、草もよく伸びてたね。資料館の勝手にはえてきたソバも、ハエがたかったようにちっと黒くなったから刈り取って干したよ。勝手に春ソバだね。
今日は外で作業をしてたら、外展示の鬼瓦に変な蛾がたかってるじゃん。ここにいるといろいろな虫が見れるけんど、こんな蛾は初めてでさ。めずらしいから写真を撮って調べて見たさ。ほうしたらそんなにめずらしいもんじゃあなかったけんど、きれえだからみんなに見せてやらっかと思ってブログにしてみたさ。
緑の模様が美しい
確かに蛾だけんど、蛾のくせに、きれえだよね。濃い緑と薄い緑の柄が何とも言えん芸術品だよね。頭のとこは緑色のビロードのようで、あんまりこういう蛾はお目にかからんよ。蛾にはでかい触角がつきものだけんどそれも目立たんし。
頭はすべすべした感じ
調べてみたらスズメガ科のウンモンスズメガだって。北海道から九州までどこにでもいるし、5月から8月頃まで雑木林の周辺にいるらしいよ。夜は灯火に集まってくるだって。羽を開くと6~8cmくれえになるっちゅうから、けっこうでかいだよね。幼虫はケヤキの葉っぱを食うだって。この鬼瓦のあるとこはケヤキの木の下だから、もしかするとここで育ったやつかもしれんね。石や縁石にずっととまってるとこがよく見られるらしいけんど、確かにずっととまってたね。ほんでも昼間見に行ったら、へえいなんだから、2~3時間とまっててどっかへとんでっちゃっただね。
体のカーブもおもしろい
この体のカーブもなんとも言えんじゃんね。チョウチョのようには頭・胸・腹がはっきりしんよね。このケヤキにゃあサクラに来るのと同じ毛虫がいっぺえ来て、フンもいっぺえ落っことすだけんど、そいつはまだ来ちゃあいんようだね。