安産守りが出来上がってるよ
富子だけんど、今日も雨だね。昨日は千本桜を楽しみに、ハイキングに来た人が大勢いたけんど今日はだめだね。山の神のお祭りは17日だけんど、参道の桜は散っちもうかもしれんね。
資料館じゃあ、山の神へ、繭を奉納するけんど、安産守りも祈願してもろうだよ。ボランティアさんが手分けしてしょってってくれるさ。今日は安産守りが出来上がったとこを見てもろうじゃんね。
繭を切ってさなぎを出す
まずは、繭を切って中のさなぎを出すさ。繭は去年の春蚕(はるご)の、でかくていいやつを選んでね。
「麻の葉」模様の産着をつける
ほうしたら繭のまわりに「麻の葉」模様の布を縫い縮めて貼り付けて、産着を作るさね。繭の大きさがみんなちごうから、これん一番やっかいだね。
髪の毛をつける
次は髪の毛をつけるだよね。赤ん坊の毛だからちょろっと生えてるだけさ。
おくるみを着せて竹に入れる
真綿を入れて縫っておいたおくるみを着せて、竹の筒の中に入れればだいたい出来上がりだね。竹も太かったり細かったりがあるし、繭もでかいのやちっくいのがあるから、うまく組み合わせるのがむずかしいね。
顔を描く
紐をつけて鈴をつけて、「山の神」とか「安産」ってはんこを押した和紙をはって、最後に顔を描くさ。繭の形に合わせて笑ったり、泣いたり、寝てたりと同じ顔はふたつとないよ。
赤ん坊が並んだ
赤ん坊もひとりひとりみんなちごうじゃんね。同じ兄弟でも上と下じゃあ顔も性格もえらい違って、育てやすかったり育てにくかったりね。それが人間ちゅうもんだからしょうがねえよね。ほんだけんどみんなかわいいら?ちごうから価値があるだよね。
もらわれて行くのをまっています
頬紅もつけて、ラッピングしてちっくい袋に入れて妊婦さんのとこへ行く日を待ってるよ。ぜひ、もらいに来ておくんなって。ただし、お守りをもらえるのは、妊婦さんだけだよ。ただ腹が出てるだけじゃあだめだからね。
安産まつりは4月22日~24日の3日間だよ。妊婦さんは母子手帳を持ってきてくりょうば、入館は無料になるし、安産石にもさわれるし、安産守りももらえるからね。
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