大福寺薬師堂の応急修理
大福寺薬師堂の床下と屋根が2年前の大雪や経年劣化で危険な状態となり、床下の補強と屋根の補強を急遽行うことになりました。修理委員長さんから20日の朝連絡があり、すでに工事が始まっているということで、急いでカメラを持って御堂にいきました。
入り口の床を剥いで、こちら側から奥に角材を入れて、床を一部持ち上げ、仏像の傾きや床の沈み込みを支える工法です。狭い中を職人さんが潜り込んで角材を入れ、ジャッキでゆっくり上げ、束柱を入れます。
これで傾斜していた薬師如来の巨体は安定したようです。
後は屋根の支えです。折れていた垂木を除去して、鉄柱で3方向から屋根を支えています。さらに周囲の枯れた桜を切り倒して、補修作業と環境整備工事は今日で終了のようです。柱の補強は明日かな?
素早い職人さんの活躍に驚くやら感心するやらです。本格的な保存庫の建設まで、これで数年は安心でしょう。
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