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2016年3月 7日 (月)

精麦機 

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資料館の外展示にあります。あまり聞いたことのない道具ですね。
お米を精米する機械は精米機ですが、麦を精白する機械を精麦機と言います。
麦や裸麦の外皮は厚く、硬く、しかも溝条も深いので、搗精(搗いて精麦)するのは,精米用の普通の搗き臼では、1俵1日もかかったと言われています。
この機械はもともと豊富農協事務所に置かれていたもので、大麦や裸麦を精白して麦飯にするための丸麦を得る道具です。

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とても大きくて高さは220cmほど、幅は140cmほどで、二つの石臼の中に、先端がらせん状の鉄棒が上から下がり、上部にはベルトをかける車輪がついています。
モーターで回転している軸にベルトをかけ、縦の鉄棒とスクリューを回転させて、石臼に入れた麦の外皮をとる精白作業に使われたものです。
麦の外皮は厚く硬いために、精白作業には大麦5~7%、裸麦4パーセント程度の水を加えて外皮を柔らかくしながら精白作業を行うそうです。それでも摩擦熱で相当熱くなったと言います。
石臼の下には穴が開けられており、鉄の扉がついています。精白された麦と削られたフスマをこの窓から取り出して箱に入れ、更に、ふるいにかけてフスマを取り除き、次に挽き臼で挽いたものが挽き割り麦となります。
今では麦飯は健康志向の方などに食されるだけですが、昔は米2割、麦8割の割合で食べられていましたが、次第に米3、麦7、そして5分5分、戦後は米7.麦3へと比率が逆転したようです。私も戦後の幼いころは麦を混ぜたごはんでした。
麦飯は健康によく、徳川家康や昭和天皇は生涯麦飯だったとも言われています。

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