冑欲っちい病再発
先日、山梨県立考古博物館風土記の丘研修センターでの企画展を館長とともに見せていただきに参ったおり、まゆこは「古代衣装を着てみませんか」コーナーに見つけてしまいました!
その名は「まびさし殿」!
当館のある中央市豊富地区にたいへんゆかりのあるお品でございます。
さっそく、「まびさしどの、我がかしらにちとお乗りいただいてもよろしゅうございますか?」とことわって、目的外であることを悟られる前に、さっさと館長に写真を撮ってもらいました。
かの東京国立博物館には「伝豊富村出土」として、本物の眉庇付冑(まびさしつきかぶと)と衝角付冑(しょうかくつきかぶと)が保管されていますが、 これらは豊富地区大鳥居宇山平にある王塚古墳出土といわれています。
王塚古墳は埴輪や副葬品から五世紀中頃の築造と推定される、全長61m・後円部径40m前方後円墳です。
まゆこはいままで衝角付冑の復元品を山梨県立博物館と山梨県立考古博物館で観たことがあります。
←豊富村誌より「衝角付冑」
もちろん、被ってみたことなどありませんでしたが、今回、透かしの入った庇がおしゃれな眉庇付冑を被る体験ができて幸せでした。
←山梨県立考古博物館第12回特別展「古墳時代の甲冑」図録より 「衝角付冑」
←山梨県立考古博物館第12回特別展「古墳時代の甲冑」図録より 「眉庇付冑」
前々から思っていたけれど、ウチ(当館)にもみんなが被って王塚古墳の主の時代を想像できるような冑が欲っちいよ~!!
眉庇付きの「まびさしどの」と衝角付きの「しょうかくちゃん」の二つも望むのは贅沢ですか?
来年度の秋ごろの企画展に向けて!?お金は無いが・・・、富子さんと鋭意手作り製作計画を模索中です。 できるかなぁ~♪
簡単に作れるアイデアをくださったり、手助けしてくれる方も募集中です!お願いしまっす!!
まゆこ
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