はて、これはなんでしょうか? コーンシェラー
この写真の物体はなんでしょうか?
じつはもう5年も前に、この道具が倉庫に転がっていたのは知っていたのですが、なんだかわからずに、そのまま放置していました。ところが最近中央市農業振興公社の玄関に、似たような道具が置いてあるではありませんか。担当者に聞くと、モロコシの脱粒機だということでした。そこでもしかしたらと思い、かっての道具を探し出したのです。
詳細に見ると、たしかにモロコシを入れるところと、イボイボのついた円盤があります。モロコシ脱粒機であることが判明しました。
甲州モロコシです。乾燥させてカチカチになっている粒を脱粒するのですね。 これで脱粒したモロコシは粉にして利用するのでしょう。モロコシの里とよとみにふさわしい道具でした。
さて、カタカナで「チクマ」とありますが、どこの会社でしょうか。インターネットで検索すると、長野県松本市にある株式会社チクマスキという会社です。ホームペイジには、手動式のチクマコーンシェラー1型の写真がありました。これはまさしく資料館のモロコシ脱粒機と同じです。これは箱のふちに取り付けて使うそうです。
この会社は昭和3年の創業ですが、資料館のコーンシェラーがいつから作られていたのか調べてみたいと思います。わかりましたら、次回報告します。
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