一升餅のお祝い
富子だけんど、寒くなったじゃんね。まあいつもの冬になったっていうことだと思うけんど。
今日は孫が初誕生祝いで、一升餅のお祝いをしたから、その様子を書くじゃんね。
親が子どもの名前を書いた餅
一升餅っちゅうのは昔っから、一歳の誕生日や還暦のお祝いとか建て前のお祝いに使われただって。子どもの一歳の誕生日のお祝いの時は「一升」と「一生」をかけて、一生食べ物に困らんようにっていう意味があるだって。
それと丸い餅だから、「一生丸く長生きできるように」っていう意味もあるらしいよ。
ほぼ泣いていた1歳児
一升餅は子どもの名前とか、「寿」っていう文字を書いた餅を、風呂敷とか餅袋とか最近はリュックサックとかでしょわせて(背負わせて)、子どもが立てなくて困ってるのを見守るっていう行事だって。まあうちの孫たちは、しょう前っから泣いてえて、手はつかなかったけんね。
手を離すとひっくり返る
餅をしょわせたら、へえ、ごろんごろんのたうちまわっちゃって、やっとこさっとここの写真が撮れたけんど、見てわかるとおり、両側から転ばん(転ばない)ように支えてるさね。転ぶところを見て、一生の重みを感じてるって親たちは思えばいいらしいよ。だから簡単に立って歩いちゃあだめだってさ。わざと転ばすところもあるっちゅうからね。
立ち直れない1歳児
一升餅には太陽の神様が宿るだって。だからお祝いに使った餅は将来の円満を願って鏡開きをして食べるだってさ。うちじゃあ二つだったから一つは片方のおじいちゃん・おばあちゃんのうちへ持ってって食べてもらったさ。縁起のいい食べ物だからね。
笑った写真は1枚だけ
本人たちの名誉っちゅうもんもあるから、ちゃんと撮れた写真ものっけとくじゃんね。
« 小正月の一幕 | トップページ | 豊富地区「高部の百万遍講・石尊講」と「中村のどんど焼き」 »
「豊富の富子」カテゴリの記事
- 大麦で麦茶を作った(2017.03.28)
- 麦と菜の花の春(2017.03.23)
- 日本で初めての音楽教科書(2017.03.19)
- 和宮下向当分助郷身分証明木札(2017.03.16)
- 本年度の学校見学は終了(2017.03.14)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント