糸車で糸紡ぎ
富子だけんど、寒くなったとはいえ、今年はいつもよりぬくといよね。ヒマワリが咲いてるっちゅうにゃあびっくりしたけん、うちの畑でも菜の花ん咲いてるだよね。なっぱで食わっかと思ったに、トウがたって花が咲いちゃって、食えなくなっちゃったさ。しょうがないから花瓶にかざって楽しむだね。
綿打ちの後は糸紡ぎだね。今までは館長に作ってもらったちっくい糸車で紡いでいただけんが、一回ハンドルまわす間に、つむ(紡錘)がそう何回もまわらんらしく、撚りがあんまりかからんだよね。ゆっくり糸を引き出せばいいだけんど、それじゃあましょくにあわん(効率が悪い)からさ。体験用にもらった本物の糸車を使ってみたさ。
糸車で紡ぐ
ほうしたら、今までの苦労がうそのようさ。細い糸が、あんましぼこぼこもしんで、スイスイとれるじゃん。その早いこと。
vその上、今までの紡錘の付け方がちがってたこんもわかったさ。
ふわふわの綿があっという間に糸に
実を言うともらってきた糸車にゃあ、紡錘がなくてさ。お得意の手作りでくっつけたってわけさ。だから取った糸を紡錘へ巻くのがうまくできなんだのは、紡錘のせいで、紡錘を買わなきゃだめかと思って、糸車の会社のホームページを見てみたさ。ほうしたら、違ってたのは、紡錘の付け方だっちゅうこんがわかってさ。ちゃんとくっつけたら、スイスイっちゅうわけ。展示してある糸車の紡錘も、直さなきゃあだめだね。やっぱし動かしてみて始めて、ちゃんと使い方がわかるっていうこんだね。
できた糸
なんだかんだと試行錯誤しながら取った糸がこれさ。ちっくい糸車で取ったのと合わせてだけんね。もっと糸取りをしたいけんど、また綿打ちをしなきゃあできんさ。
なべで煮て撚りを安定させる
取った糸の撚りが戻らんように、なべで煮てさ、
乾かして巻く
巻いたら毛糸玉のようで、かわいいじゃんね。色もなかなかきれえずら?自然の色だからね。緑の綿は、中性洗剤で煮れば色があせないって教えてもらったから、中性洗剤でも煮たさ。
糸をいっぺえ作ったら、こんだ機織りだけんど、これも今機織り機を作ってるから、できたら見せるじゃんね。
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