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2015年11月22日 (日)

ミニ企画展 「鉄瓶 ~実用の美~」 (6)

鉄瓶との遭遇

 鉄瓶の展示が始まってから、偶然鉄瓶にお目にかかることがありましたので、現在も活躍中の鉄瓶を紹介したいと思います。

 一つ目は甲州市の天目山栖雲時です。そこで年に一度の宝物のお風入れ展が行われたので、行ってみました。有名な宝物や庭園はこちらへ置いておいて、鉄瓶は庫裏で使われていました。その日は囲炉裏カフェというおしゃれなイベントも行われていたので、普段は火を入れないだろうと思われる囲炉裏や火鉢に火がおこされ、その上で鉄瓶がシューシューと湯気を上げていました。

Dsc_2230jpg2jpg2 囲炉裏にかかった鉄瓶

 栖雲寺の庫裏は織田信長によって焼かれましたが、文禄元年(1592年)に再建され現在に至っているという県指定の文化財です。甲州市の民家の原点として貴重なものだそうです。

Dscn8202jpg2 大きな火鉢の上の鉄瓶

 二つ目は山梨市の海涌山清白寺です。こちらは国宝の仏殿がチク600年を迎えたことを記念して、仏殿の中を一般公開する催しでした。仏殿のすばらしさはやはりこちらへ置いておいて、鉄瓶を紹介します。こちらも元禄2年(1689年)頃に再建されたという国の重要文化財の庫裏に鉄瓶がかかっていました。

Dsc_0032jpg2 囲炉裏の上の鉄瓶(奥の火鉢の上にも鉄瓶)

 当日は家族総出で参観者の案内をしていましたので、火は入っていませんでしたが、茅葺きの屋根を守るために、住職がしょっちゅう囲炉裏に火を入れていると檀家の人が話してくれました。囲炉裏の上には大きな鉄瓶が自在鉤かかっていました。自在鉤の横木は、魚の抽象彫刻みたいでなかなかかっこよかったです。この魚のことを何と呼ぶのだろうと思って調べたら、なんと「小猿」というのだそうです。「小猿には魚を彫ることが多い」っておもしろいですね。

Dsc_0034jpg2 この横木は味わい深い

 現役の囲炉裏と鉄瓶はとてもきれいでしたが、その奥にある火鉢と鉄瓶はほこりにまみれてしまっていてどんな鉄瓶か皆目わかりませんでした。「助けて・・・」と言っている声が聞こえるような気がして、わたしにきれいにさせてもらえれば、と密かに思いました。

 実はその日は笹子の骨董市にも行ったのですが、そこで見たのが亀文堂の鉄瓶。写真は撮ってきませんでしたが、ごてごてとした彫刻と銅の蓋、鉉には銀の象眼もありました。蓋と本体に亀文堂の印がついていました。いい値段でしたが、私に骨董趣味がないのが残念でした。(以上、鉄瓶シリーズを終わります)

 

 

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