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2015年10月29日 (木)

延命山貴蔵院の本堂解体

昨日の10月27日から始まった中央市東花輪の貴蔵院本堂の解体作業があると聞いて、写真を撮りに行きました。すでに本堂の中は空っぽで、がらんとしていました。しかし、須弥壇の置かれていた場所や、壁には様々な紙が貼られており、昨日までの寺院の活動が残されていました。

Pa271362

境内では重機が周辺の整地作業を行い、解体した部材を運ぶのに都合よく、準備をしていました。
Pa271364ちょうど住職さんがおられたので、寺の来歴をうかがうことができましたが、このあたりは洪水の常襲地帯でもあったことから、たびたび洪水により寺院の施設が破壊されたようです。また、屋根裏には養蚕道具がたくさん置かれていましたので、戦後は農地解放のためか、養蚕も盛んに行ったという話です。

Pa271369

帰ってきて、『田富町誌』を紐解くと、次のような記載がありました。
・本寺 歓盛院末 ・本尊 観世音菩薩 ・創立 元和元年(1615) ・開山 喜州舜悦和尚 ・建造物 本堂 木造 トタン葺 32坪 納屋 10坪 鐘楼 瓦葺9坪 八人地蔵堂 6坪
また、(覚)参考として、本堂梁間5間、桁間6間半 是は慶応2年寅年8月流失に付き再建不仕候 庫裏 梁間4間半 桁間8間 箱慶応4年ーという書上げがありました。また、このほかに由緒書きがあり、流出した本堂の代わりに庫裏が使用され、現在に至ってることもわかりました。なお、本院は地蔵信仰でも有名で、霊験あらたかであり、月例会には多数の信者が訪れるとも言われています。

Pa271373

こうした記録から、本寺院が江戸時代になって創られ、寺請制度の中で集落の重要な管理施設として認められてきたことがわかります。
寺院の新築は何時になるのか聞き漏らしましたが、新しい本堂の落慶法要が楽しみですね。

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