黍の籾摺り
富子だけんど、どおでぇ。元気けぇ。この頃資料館には小学生がいっぺえ見学に来てくれて、富子部屋を見て、名前をおべえて(覚えて)けえって(帰って)くれるぼこも多いようで、うれしいよう。
めえに(前に)黍の脱穀をしたこんを書いたけんど、やっと籾摺りが終わったから書くじゃんね。
すりこぎで擦る
ちっとだから、すり鉢とすりこぎでやってみたさ。ゴリゴリ、すりこぎで擦るっちゅうと皮がどんどん剥けてくるだよね。これをやらんと米と一緒に炊いても、皮付きの黍飯になっちもうからさ。この仕事を「脱稃」とか「脱粰」と書いて「だっぷ」って読むだって。どの字も読みは「ふ」で、意味は「もみがら」だって。
笊でふるう
しばらく擦ってっから殻を風で飛ばして、「ふるい」でふるうと下にきれえになった黍が落ちてくるっちゅうわけ。ふるいのちょうどいいのんねえから、ステンレスの笊でやってみとうけん、黍が通る笊だと皮んむけていんのも通っちもうから、黍ん通らん笊でふるったら、丸ごとの黍だと通らんで、ちっと割れたりしてちっくくなった黍が落ちるさ。なかなかうまくいかんもんじゃんね。まあ、きれえな黍じゃあねえけんど、黍餅をつくくれえじゃあいいかと思ってるさ。
脱粰終了
上の写真がふるいでふるった黍さ。まあまあずら?
これで黍餅をついてみっかと思って、試しに買っとう黍でやってみたさ。
もちつき
ちっとばっかだから、パン焼き器で作ったさ。餅米3合に黍50gでやってみたさ。
できあがった黍餅
出来上がっとう餅をのして切ったら、厚いのし餅になって、贅沢なもんだったよ。黍ん少なかったからかもしれんけんど、あんまし胸焼けはしなかったさ。うまくてあっという間になくなっちゃったね。
プランター4個で黍200gがとれたから、雑穀を自分で作って食ってみてえ人はやってみるといいかもしれんね。
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