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2015年8月28日 (金)

今夏の実験1(桑の皮むき)

Photo

こんにちは、まゆこです。

 まゆこには、「何のための道具かはわかるけど、実際に使ってみたらどんな感じなのか気になってしかたないわぁ~もぅ~」とつねに思っている道具というのが、当館資料の中にいくつかあります。
Dsc_2252その一つは「桑の皮むき器」。

今年は戦後70年の企画展をやっていることもあって、戦争中の物資不足の際、学校ごとに子どもたちが桑の皮を剥いだものを乾燥させて集め、業者で繊維にして黄色っぽい糸のごわごわした服を作ってもらったという話を来館者の方数人から聞きました。

でも、当館所蔵の桑の皮むき器をみせて「これをどうやって使って剥きましたか?」と尋ねても、当時小学生だった方々の記憶には残らなかったようでよくわかりませんでした。

なのでじゃぁやってみるか!ということで桑の皮むき実験開始~!(実は去年の冬にも思い立って葉の落ちた桑枝を採ってきてやってみたのですが、乾燥しすぎていて皮が剥がれず失敗しているから今回で2回目なのです)

実験の詳細と結果は・・・Dsc_2253

『春蚕の終わった7月はじめにまゆこは桑を切りに行った。

桑枝を運んだ車を駐車場に置きに行っている間に館長がすでに皮むき前段階の桑葉の扱き落とし作業をしてくれていた。(まゆこが何やらやり始めると、館長は絶対に黙って見ていられない性分なのでとても助かるし心強い)

Dsc_2263次に端の皮を少しめくっておいて「桑の皮むき器」のローラーにはさんで手前に引っ張ってみた。
桑の皮は上手にとれた。う~んしかしだ・・・、Dsc_2267

 この皮むき器を使わずに、自分の手で剥いてもかなり楽にきれいにとれてしまうではないか!?

「この道具を使わなくても大丈夫じゃない?手でやれば?」という疑問が館長とまゆこに芽生えてきた。

 でも、「桑の樹液はかぶれやすいし、やはり大量に皮むきするには必要だったのだと思われる」という結論になった。

 上部についている木のレバーを押すと二つのローラーを締めている金属製のバネが緩んですき間ができ、枝を挟みこむことができるという仕組みになっている。』

 結局なぞは残ったままですが、今後もこの道具に関してアンテナははったままにして新たな情報があれば、まゆこにお聞かせ願いたいと思います。

 そして、せっかく採れた桑皮はそのまま捨ててはもったいないので、どこまでの繊維にできるかこのあとちょっとイタズラしてみましたので写真でご覧ください。

Dsc_2270①まず苧麻みたいに板の上で外皮をこそげるように剥いでみた。あんまりうまく剥げないので、
Dsc_2290②水に一週間くらい浸けておいて外皮をくさらせてみた。

Dsc_2145③その後流水で揉み洗いしたが、外皮をきれいに洗い流すことはできなかった)。

Dsc_2241
④乾いたあと外皮を取り除こうとしたが、繊維に絡みついていてとても困難であることがわかった。しかも、繊維が嫌な具合に切れているので、撚って糸にするのは綿よりもずいぶんむずかしそう。

やっぱり駄目だったねぇ。

もっとどろどろの短繊維に切断してから撚って糸にするしかなさそうです。

 もっとも紙布(しふ)といって、日本には紙に加工してから細かく切ってこよりのようにして糸を作り、衣料にする技術もあったそうです。

 昔の人は自然界のいろいろなものからそれぞれにあった方法を見つけ出して糸を作っていたんですね。すごいなぁ。

 さぁ、大変感心したところで、気持ちの踏ん切りがつき、ずっと机の上にあった桑皮の繊維を失敗作と認め、晩秋蚕を迎える前に処分することができそうです 。

 桑皮で糸をつくるというまゆこの浅はかな思いつきはそう簡単ではなく、道は遠いことがよくわかりました。

さぁ、9月4日から晩秋蚕が始まります。またがんばるぞ~! 

まゆこ

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