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2015年7月29日 (水)

続・夏の道祖神祭り

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 富子だけんど、まいんち暑くて困るじゃん。しじゅう冷てえもんばっか飲んで、腹でも痛くいちゃあいんけ?

 このめえ(前)道祖神のこんを書いたけんど、先だって買いもんのけえり(帰り)にちょっくら回り道をしたら、そこでもちゃんと道祖神さんの注連飾りをしてあったさ。玉穂地区の下河東の道祖神だけんど、めえにあったとっから、移転した道祖神さ。ほんだから周りは新築の家ばっかの住宅街だけんど、めえっからいる住人が中心になって祀ってるずらね。やっぱしカラフルな色紙で注連飾りができてたね。玉穂町誌にゃあ、1月14日と7月の始めにどんどん焼きをしたって書いてあるけん、今はどうしてるかね。

Dsc_0539jpg2 住宅街に建つ下河東の道祖神

 ほんなこんゆって歩いてたら、灯台もと暗しで、豊富の大鳥居の道祖神も飾りがしてあったから、たまたま用にいった家で聞いて見たら、ちゃんと夏の道祖神祭りをやってとうさ。だんごは焼かんけんど、どんどん焼きもするし、集まって御神酒を飲んだり、子どもにゃあおブックをくれたりするだって。

 おもしろかったのが、どんどやきのときの言葉で、1月のどんど焼きにゃあ、「あかぎれ切れちょ、ひび切れちょ。」って言って手をあぶるだけんど、7月のどんど焼きにゃあ、「夏っぱら病んじょ。」って言って、腹をよくあぶるだって。夏はばい菌が活躍して腹痛を起こすこんが多いから、こうやって気をつけただね。

Dscn7696jpg2 大鳥居の道祖神

 この道祖神さんは古いもんだよ。本体は安永3年(1774)のもんだから、ぼつぼつ250年くれえたつだよね。

Dscn7698jpg2 なかよし双体道祖神

 双体道祖神で、いい顔してるらもの。ちょっと見ておじいさんとおばあさんに見えるけん、若い衆ずらか。高さは本体が77cmで、積み石が96cmもあるから、全部で173cmもあるだよ。昔の人の神さんへのエネルギーはすごいもんだよね。それを250年も祀り続けてるっていうこんもまたすごいよね。地域の力がねえとできんこんだよ。

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