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2015年6月25日 (木)

小麦の脱穀・製粉

Tomiko

 富子だけんど、朝っから暑いじゃんね。おぼこひきも終わって、ちったああんき(安気)してるとこさ。今年のおぼこはよく繭を作ったし、今までよりでっかい繭のような気がするね。雨ん中あ、まゆこや館長がいい桑を切りに畑に通っとう甲斐があったっちゅうこんずらよ。

 せんころ(先頃)刈っとう麦を脱穀したさ。今年は麦打ち台じゃあなくて、千歯扱きでやってみとう。

Dscn75992 千歯扱きで小麦を扱く

 小麦は脱粒性がいいから、なにょう(何を)使っても簡単に麦扱きができていいじゃんね。大麦だとそうはいかんからね。写真じゃあ束がちっとだけんど、本当はもっといっぺえ束にして扱くようだよ。それと、前の方の桟に板を乗せて、それに足を乗っけて扱くだね。ほうしんといっさら力がへえらん(入らない)からね。小麦を千歯のあいさに(間に)ひっかけて引っ張ると、千歯が動いちもうさ。やっぱし道具は使ってみんとわからんもんだね。 

Dscn76332 取れた小麦を石臼へ

 その後、石臼で製粉しとうさ。小麦は粉食文化の系統だからね。ほれに対して大麦はそのまま炊いて麦飯にするから粒食文化の系統だっちゅうだね。

Dscn76342 やっと粉になった

 1回挽いただけじゃあなかなか粉にならんから、2~3回挽かんとだめだったね。やっぱり石臼がちっくいだよね。皮ごと挽いたから、全粒粉ができる予定だけんど、皮の部分は硬くて粉にゃあならんね。ふるいでふるって、粉と皮をわけて、なんとか小麦粉らしいもんがとれたさ。今小麦粉って言って売ってる粉は、皮をむいてっから粉にするだって。精米とおんなじで精麦をするっちゅうこんだね。

Dscn76362 ふるいでふるって小麦粉に

 ふるいでふるったり、石臼で挽いたりしてる間カメラをそばに置いといたら、粉で白くなっちまってさ。ちっとばっかの粉でもそれだけ周りが白くなるだから、昔近所にあった精米屋のおじさんが、いつでも真っ白だったのがわかるね。

Dscn76402 とれた小麦粉と小麦の皮

 できあがった全粒粉の重さをはかったら200gあったさ。皮は100g。プランター4個からだからね。皮を粉にすると、「ふすま」っちゅうもんができるさね。そういえば昔精米屋さんに小麦を粉にしてもらったとき、「ふすま」も袋に入れて返してくれたような気がするよう。鶏のえさに混ぜてやったようなおぼえがあるけんどね。最近じゃあ、「ふすま」をいれたパンとかクッキーとかも人気のようだから、皮も粉にしてみっかね。

 200gの小麦粉は「おざら」を作ってみてえと思ってるさ。うまくいけばいいけんど。

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