オスの方が早く繭を作る!
平成27年6月12日からはじまり、13日には「黄白」約100頭すべてが上蔟しました。
この品種はオスが白、メスが黄色の繭をつくりますので、6月14日に回転蔟にできた繭を数えてみると、だいたい半々の数でオスとメスでした。
今回このおかいこの上蔟を観察していて、はっきりわかったことがあります♪
それは、『繭を作りはじめるのはオスの方が早い!』ということです。
まゆこはさいしょ、13日の段階で白繭ばかりが出来はじめたので、
「もしやメスは一頭もいないのか?」、もしくは、「品種を間違えられて送られてきたのか?」などと、いらぬ心配をしていたのですが、杞憂でした。
以前、春嶺鐘月を数頭、羽化までさせたことがあります。
その時もオスのカイコガの方が早く羽化し、遅れてメスが羽化して繭から出てくるのをみています。
確実に交尾をするためなのか、さいしょに羽化したオスが、今か今かとメスが繭から出てくるのを待ち構えているかのようでした。
その時は繭の色で雌雄の区別がつかなかったのでわからなかったのですが、繭を作りはじめる時からオスの方が先行していたのですね!
←14日の上蔟状況
確かに、当館に毎年たくさん飛んでくる国蝶オオムラサキもはじめはオスばかり目撃します。
それから、回転蔟ではうまく繭をつくれずに遅くまでウロウロしているカイコを2頭、今回はじめて自作の折藁蔟に入れてみました!
←どんなに注意していても、こんなところにつくっちゃうやつも、かならずいます♪
これらの黄白のかいこの繭は6月23日(火)に繭かきと毛羽取りをする予定です♪ まゆこ
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コメント
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面白いですね。
その分、早死にするのでしょうか?
投稿: nontan | 2015年6月19日 (金) 18時16分