H27山之神社春の祭典(養蚕豊作と安産祈願・今福講)
中央市歴史文化ボランティアの会より
7名の方にお手伝いいただき、4月17日10時からの山之神社春の祭礼に、祈願するための繭100粒と安産守り50個を持って、行ってまいりました!
先日掛けかえられた大注連縄をくぐって、50分ほどの急登で山之神社に到着しました。
山之神社殿前には、およそ130名ほどの人々が集り、例大祭がとりおこなわれました。
繭と安産守りも神主さんにしっかり祈願していただきましたよ!
この例大祭には、中央市豊富地区の住民だけでなく、明治時代初め頃から続く講の方々もいらっしゃいます。
6人でそろいの法被を着て、きゅうりとトマトを奉納しに山梨県中央市田富地区から登ってきた今福講もその一つです。
140年近くも続いているそうで、今でも3カ月に1度は7人が近所に集まり、山之神の掛け軸をかけて講を行っているとのこと。
もとは養蚕繁盛を祈願しに来ていたことが、この講中に伝えられている文書からわかるそうですよ。スゴイですね!
他にも、山之神社周辺には昭和50年代に建てられた東京講・上手山之神講中・関原豊蚕講の石碑、平成7年に新たに今福講のものがすぐ目につく場所に建てられていました。もっと古い時代からのものもあったのでしょうね。今度ゆっくり探しに登ってみたいと思います。
また、玉串料を納めた人々の名が記された木札が並べられていましたので、そのお名前をみせていただきましたが、東京や埼玉、群馬方面からも数多くの方々がいらしていることが分かり、この方々がどのようないきさつで毎年こちらの山之神社にいらしているのか、質問してみたいものだとも思いました。
特に観光地でもなく、普段はひっそりとした静かなしずかな里山なのですが、古来より広い地域から人々を呼び集めるパワースポットなのだとよくわかりました。
そういえば、今日、登山口の大注連縄辺りではけっこう大粒の雨が降っていて、カッパを着たり傘をさしたりしていたのに、頂上に着いて祭礼がはじまる頃にはスーと清らかな光が木々の間から射しこんでいました。不思議ですねぇ。
登る途中、地元の人が「お山の神さんの力はスゴイだ!祭礼の時は絶対雨は大丈夫だから!」と励まされたのを思い出し、まゆこは辺りに漂う山之神の霊気を身の引き締まる思いで深く吸い込みましたよ。
さ て、繭豊作と安産の祈願という任務を終えた私たちは、山之神社の少し下にあるお籠堂前で当番の上手地区の方々が用意してくださったおいしい豚汁をいただいて、心も体を温まって、下山の途につきました。
これで豊富郷土資料館で5月下旬からはじまる春蚕の飼育と4月24日~26日に行う安産まつりの準備は整いました! みなさん、来てくださいね!!
まゆこ
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