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2015年3月 5日 (木)

ミニ企画展「温まる・しのぐ」(4)

   

 

 
 

短い上着である袢纏

 

日本の伝統的家屋は、風通しがよく夏は涼しかかったのですが、それは裏返していえば、すきま風だらけで、冬は相当に寒く、部屋の中はほとんど外の温度と一緒と言っても過言ではありませんでした。

当然家全体を暖かくするどころか、一部屋を暖めることすらできずに、暖を採るとは手元や足元、その場所だけを暖めるということでした。ですから、「火鉢」や「炬燵」「囲炉裏」などで、暖まることを「採暖」といいます。

Dscn67672_2 山梨では「ひじろ」ともいう囲炉裏

私たち日本人にはそうした伝統の血が流れているためか、暖房というとどうしても手をかざすと熱いくらいの温感を感じ、体がぽかぽかしないと暖かくないという感覚がすりこまれているようです。

炬燵(こたつ)

行火を安全に使えるようにしたものが炬燵です。室町時代に囲炉裏の上にやぐらを組み、布団をかけたものが始まりと言われています。熱源としては木炭や炭団(たどん)を用いました。さらに囲炉裏の周囲まで掘り下げた腰掛炬燵(堀炬燵)は明治になってからできました。現在の電気こたつの原型は行火のやぐらを木製にした置炬燵で、土製の火鉢をやぐらの中に置いて布団をかけました。

Dscn67492 やぐらの中に火入れがある炬燵

電気炬燵(でんきごたつ)

最初の電気炬燵は、大正時代の終わりころ発売されました。ニクロム線の電熱器をやぐらの中に置いて布団をかけます。置炬燵の炭火が電熱器に代わっただけのものです。

Dscn67172 やぐら炬燵の火入れを電気に

Dscn67192 昭和初期の東芝製電気発熱体

赤外線を熱源とした電気炬燵は高度経済成長時代になって登場し主流となりました。従来の電気炬燵は熱源が床置き式でしたが、「東芝」がやぐらの裏面に熱源を付けた電気炬燵を発売して、この形が人気を得ました。電気炬燵の熱源はニクロム線からシーズヒーター(ニクロム線を金属パイプでおおったもの)、赤外線ランプ加熱エレメント、レモン型赤外線ランプ、遠赤外線型というふうに変化しています。

最近、「ミツウロコ」から、今ある炬燵やぐらを利用して取り付けられ、豆炭四個で二十時間暖かいという豆炭炬燵も販売されています。農家で作業をするときなどに重宝しているようです。

 

 

 
 

電気炬燵

 

 

 

 
 

タイの高床式住居

 

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