また降ったじゃんね
富子だけんど、ひさしぶりじゃんね。豆まきもしとうっちゅうに、また雪がふったじゃんね。こうしょっちゅう降っとうじゃあ、まるで雪国のようだよね。まだ前に降っとう雪んとけちゃあいんだよ。
見とくんなって。資料館の前のロータリーは、温泉のお湯を撒いて雪をとかしてくれてるけんど、すぐまた白くなっちもうだよね。
赤いポストも白い帽子をかぶっとうようで、かわいいらもの。ポストの頭で雪の深さを測ったら6cmだったから、まあそんねん大雪じゃあなかっとうけんど、どかどか降ってる時んあって、このまんま降っちゃあうちい(家へ)けえれる(帰れる)ずらかってしんぺえ(心配)しとうさ。
ほんでもいきもん(生き物)は正直じゃんね。あとちっとがまんしろばぬくとくなるって知ってるようで、麦はこの寒さんなかでも葉っぱをしゃんとさせてるし、アブラナもぴんぴんしてえるさ。
去年は土ん凍って、根っこん持ち上がっちゃってえらくだめにしちゃったけんど、今年は枯れ葉を土の上に厚くかけてやったら、ほとんど凍らなかったから、雪ん降ってもこれこのとおり。この写真は前の雪んときの写真だけんど、こういうのを見るとこっちまで元気になるじゃんね。
「麦はあこいで育てろ」っていう言葉が豊富にゃああるだけんど、「あこい」っちゅうは甲州弁で「かかと」のこんさ。麦はしょっちゅう畑へ行って世話をして育てろっちゅうこんだね。いきもんはしょっちゅうみい(見に)いって、言葉をかけてやるといい花ん咲いたり、いい実んなったりするっちゅうけんど、おんなしだよね。
いきもんだから、自分のまわりの雪を体温でとかすずらね。麦ん生えてるとこだけ丸く穴んあいてるじゃんね。こういうのを子どもんとうに見せてやりてえもんじゃん。いきもんを育てるっちゅうこんはいいこんだよ。
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