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2015年1月14日 (水)

地元の小正月(繭玉)飾りを教わりました

Photo本年もよろしくお願いいたします。まゆこです。

110日から12日の3連休に開催した「ふわふわヒツジちゃんづくり」には、職員の予想をはるかに上まわるたくさんの方々にご来場いただき、ありがとうございました。

 

あまりの人気にびっくりのスタッフでしたが、ボランティアの方々にも急きょご協力いただき、みなさんに「かわいいヒツジがつくれてうれしい!」と言ってもらえてたいへんうれしかったです。

 

Dsc_1354ところで、今日114日は小正月の準備をしなくてはなりませんねぇ。

実はまゆこは一足早く昨年暮れの平成261229日に、中央市豊富地区にお住いで、当館ボランティア水上さんの、88歳になられたスミコおばあちゃんに小正月の繭玉かざりを教えていただいていたんです!

スミコおばあちゃんには、以前にお手製の草餅をお孫さんを通していただいたことがあり、そのおいしさはまゆこにとって忘れられない味です。

その後、養蚕仕事の合間にこの地域で作られていた「ならびだんす」というお団子のことなど、いろいろ教えていただいています。

 

「1枚目写真左がスミコさん、右がお友達のトクコさんです」

 

Dsc_1395

 水上家では、かつて、冬でも青い葉のついている「シラカシ」の木を大黒柱に荒縄で括り付けてから、

おだんごを繭玉やその年に栽培する野菜や果物、米俵、小判等の形につくり、

小ぶりのみかんとともに飾り付けていました。

 とってもとってもきれいです!!

 

 この飾りは14日の朝からつくり、

16日の朝にはお団子を外して朝食のお味噌汁に入れて柔らかく煮て食べるそうです。

Dsc_1371

 

近年の水上家では、梅の木に飾っているのだそうですが、

「なるべく、おばあちゃんの古い記憶に沿った形に作ってほしい」というまゆこの要望に応えて、

わざわざシラカシの木を切ってご用意してくださっていました。

 

Dsc_1357

こちらが今回、スミコおばあちゃんが飾りとしてつくってくださった様々な形のおだんごです。

 農業を営む水上家が自家製した米を、粗目に引いた米粉(うるち米2:もち米1)が材料です。

Dsc_1414_2上・左からかぼちゃ、桃、繭玉(真ん中のくびれた小石丸)下・左から桑の葉、茄子、胡瓜、米俵、そのほか紅白の丸玉、小判なども作りました。 なんでも、その年につくる野菜や果物、まゆの豊作を願って飾るのだそうです。 特に桑の葉を飾るのは「シルクの里・とよとみ」ならではという感じがしていいですよね!蚕が大当たりするには、桑の葉も豊作でなければなりませんものね♪ おばあちゃんたちがちゃんと「一ノ瀬」という品種の桑の葉の形を忠実につくっているところを見せていただき、非常に感動したまゆこです。

 また、14日の夜にどんど焼きに子供たちが持っていくお団子は丸くつくり、手に持ちやすく火にあぶりやすいように、大黒柱に括り付ける飾りとは別に切った枝を用意して刺すそうです。

Dsc_1407

 そして、本来は16日の朝に食べる小正月飾りのおだんごを入れたお味噌汁もつくっていただき、ごちそうになりました。

 うるち米ともち米の配合が絶妙なのでしょうね。

 ツルッとしてモチっとした独特の食感(「きりたんぽ」よりずいぶん「餅」に近い感じ?)がまゆこにとって初体験で、くせになるおいしさでした。

 このお団子用の米粉は水上家からいただいてきましたので、水上のおばあちゃんが教えてくれた通りにだんごをつくり、すてきな小正月飾りを資料館エントランスに再現してみたいと思います! 

 ちゃんとできるかなぁ~? 結果は次回の「まゆこのつぶやき」をご覧くださいな♪

 まゆこ

 

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