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2014年12月20日 (土)

重さをはかる(5)

 ミニ企画展「重さをはかる」を見て、「うちにもこういう秤がありますよ」と棹秤と皿秤を寄贈してくださった方がいました。そこで、どこで製造されたものか、またはいつごろのものかがわかるような印がないかていねいにさがしていくと、見つかったのは、笠の中に片かなの「モ」が入ったようなマーク。そして丸茂製という文字。

Dscn654022 いただいた皿秤

Dscn65422 不思議なマーク発見

 さっそく丸茂という会社を調べたら、なんと山梨県の会社、そして驚いたことに中央市に本店を置く、事務機器メーカーとして知られるマルモさんでした。明治8年に丸茂本店の度量衡部として創業し、明治43年には衡機製作の免許を得て、秤の製造も行っていたのです。マークは「丸」にかたかなの「モ」を組み合わせたものだったのです。

 山梨には明治27年創業の甲府秤座藤波度量衡店という秤屋さんもありました。明治30年代のチラシには、製作・修復・販売と書いてあるので、製造も早くからしていたと思われます。

 そこで、資料館の秤の製作所のついてもう一度見直してみました。するとやはり藤波のものと丸茂ものがほとんどでした。

Dscn65272_3 丸茂製のおもり

Dscn65342_3 富士山のマークの藤波製おもり

 昭和30年代ころは県内に秤業者が何軒かあったようですが、資料館の秤で山梨県のものとわかるのはこの2社ともうひとつ梅のマークの秤店です。

Dscn65362 梅に山のマークのおもり

 裏側に山梨とあるので、山梨県のメーカーであることはわかるのですが、なんという会社のものかはわかりません。

 先日中銀の金融資料館を見学させていただきましたが、そこにも丸茂の「れいてんぐ」と「杠秤(ちぎばかり)」が展示してありました。れいてんぐは銀をはかるのに必要なものですから、金融資料館にあるのは当然ですが、おもしろいのは、杠秤です。なんとお金を貸す担保として、繭をはかって預かったのだそうです。繭は貴重品ですから、担保としての価値が十分あったのだそうです。また、中銀の市川支店には紙をしまうお倉があって、市川和紙が担保となったのだそうです。

 話が秤からそれましたが、重さをはかるというテーマ一つとってもなかなか奥が深いですね。

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