胡麻収穫
富子だけんど、たっしゃにしてえるけ?
だんだん寒くなってきて困るじゃんね。資料館のまわりの木も、赤だ黄色だで、にいやかだよ。来てみっしゃあね。
10月に取り込んどいとう胡麻ん、ぱちぱちいって実が飛ぶようになってさ。館長が紙をかけてよそへ飛んで行かんようにしてくれたけんど、11月になって枝がええかん茶色くなってきたから、胡麻打ちをしっかと思ってやってみたさ。
鹿児島の方の島で胡麻を作ってる人が、軽トラックの荷台へブルーシートを敷いて、その上で胡麻の枝を棒でたたいて胡麻を取ってるのを見て、まねをしてみとうけんど、ちょいとたたくだけで、ばらばらと落っこるから簡単のもんだっとう。
そのあと軽トラックの上じゃあ、コンテナ籠でゴミを取って袋に詰めてたから、同じようにしてみたさ。コンテナ籠じゃあなくて、目のでかいふるいだけんどね。うまいでかさのふるいがなかったから、胡麻はみんなふるいから落っこちちもうけんど、それがちょうどよかっとうさ。ふるいに残っとうは葉っぱとかゴミばっかだっとう。
もっとちっくいゴミがいっぺえ混ざってたら、どうやってわけたらいいか困っちもうと思ってたけんど、けっこうきれいになったからうれしいよう。
取れとうはこんだけだけんどね。黒いのはゴミじゃあなくて、黒い胡麻だよ。白い胡麻ん中に、混じってとうだね。植わってるときにゃあ、いっさら気が付かなかったけんどね。
取れた胡麻をなんにするかっちゅうこんで、悩んださ。胡麻油を搾ってみっかと思ってやってみたけんど、失敗しちゃっとう。またちごうやり方をかんげえて(考えて)やってみるじゃんね。
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