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2014年10月18日 (土)

ミニ企画展「重さをはかる」(1)

 私たちの毎日の暮らしは「はかる道具」「はかる計器」に支えられています。多くの「はかる」ことの中から、今回のミニ企画展は「重さをはかる」ことに焦点を当てました。

 人間が最初にはかったものは「時間」であると考えられています。人類が農耕を始めると、種を蒔くタイミングや洪水が起こりやすい季節、収穫の時期を知ることが必要になったからです。そして太陽や星の位置、月の満ち欠けを調べて時間をはかるようになります。

 やがて道具や家を作るようになると、その「長さ」をはかるようになり、また穀物を交換するために「体積」をはかるようになりました。「重さ」がはかられるようになるのはそれからずっと後で、都市国家が整えられていってからのことです。貴金属や宝石が大切にされその価値をはかるためでした。

Dscn62122 立派なケースに入った上皿ばかり

 重さをはかるための最初の道具は天秤です。古代エジプトの死者の書などに天秤の絵が描かれています。最初の天秤は皿を下に吊り下げるタイプのもので、上の写真のような上皿天秤は17世紀にロバーバル機構が発明されてはじめて可能になりました。ローマ時代になると棹秤が登場します。

Dscn59572 生糸の繊度をはかる検位衡

 度量衡ということばの「度」は「長さ」または長さをはかる「ものさし」を表し、「量」は「体積」または体積をはかる「ます」を意味し、「衡」は「重さ」または重さをはかる「はかり」を意味します。上の写真は検位衡という名が示すように重さをはかる道具です。単に重さをはかるだけでなく、決まった長さの生糸の重さをはかって、繊度(繊維の太さ)を調べるのに用います。単位はデニールで、養蚕が盛んだったときにはどうしても必要な道具でした。

 次回は江戸時代の秤を紹介します。

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