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2014年10月30日 (木)

ミニ企画展「重さをはかる」(3)

 

 

今日は棹秤について紹介します。棹秤は古代ローマ時代に発明されました。棹1本と錘ひとつでさまざまな重さのものがはかれる上、持ち運びに便利なので広く利用されました。

棹秤で重さをはかるときは、棹の一端のかぎに品物をかけるか、皿の上に品物を乗せるかし、把手(ひもの部分)を支点として吊り下げ、錘を移動して棹が水平になるようにします。棹が水平になった時の目盛を読んで重さをはかるわけです。

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棹秤には支点を2つ持つもの(吊り下げるひもが2か所にあるもの)が多いですが、前回紹介した「れいてんぐ」には3つの支点があります。例えば、15匁・50匁・200匁までの重さが支点を変えることによってはかれるようになっているというわけです。皿に近い支点を持ってはかるほど重いものがはかれます。れいてんぐは少ない重さを正確にはかれるので、薬の調合などにも使いました。

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 棹秤の錘は秤量の6%くらいの重さで、分銅とはちがって正確な重さは必要ありません。棹秤の秤量によりさまざまな大きさの錘がありますが、戦争中金属が不足したときは陶器の錘や石の錘が作られました。

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1貫以上の重いものをぶらさげてはかるには大きな棹秤が使われましたが、大きな棹秤は大棹秤とか杠秤(ちぎばかり)と呼ばれます。資料館にある一番大きな杠秤の秤量は120kgです。こんなに重いものをはかるのは一人では無理なので、支店に棒を入れてそれを2人でかつぎ、もう一人の人が錘を動かして水平をみます。つまり3人がかりではかるのです。

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棹秤には上皿棹秤というのもあります。これはてこ式の秤で決まった重さをはかり取るのに便利です。昔お菓子を100匁売ってもらうというような場面でおなじみでした。この秤は現在も製造販売されています。もちろん単位はkgですが。

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 11月1日は計量記念日です。棹秤や上皿棹秤を使ってさまざまなものの重さをはかる体験もできますのでどうぞおいでください。

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