お蚕たちの桑をもとめて
昨日の朝は、笛吹川の土手沿いを柔らかそうな桑を探し歩きましたが、大変歯ごたえのありそうな「魯桑(ろそう)」という品種や干からびたように痩せて葉っぱが小さく薄くなってしまった一ノ瀬(いちのせ)桑しか見つけられませんでした。
車の中から探していると、遠目では青々と茂っているようにみえたのですけどね。
春蚕の時は手入れしていない道端の桑でも柔らかい新芽が吹き出していたので蚕もおいしそうに食べていたのですが、この晩秋蚕の季節になると、なかなかみずみずしくておいしそうな桑葉がみつけられません。
やはり人が手入れしていない桑はダメですね。
おまけに蚕は農薬に大変弱いですから気をつかいます。
いままでに5回の飼育経験しかないまゆこですが、良い桑葉をあげると、やはり大きくて白さ際立つ良い繭をつくってくれるように感じます。
県外に旅行に行っても、ついつい目が自然と桑の葉を探すようになってしまって、自分でもあきれてしまいます。
一面桑畑 年代不詳ですが中央市豊富地区水上の法乗寺あたりから撮影したものと思われます。 かつての豊富地区はこんな感じで村中桑園だらけだったのですが、いまは見る影もありません。道端の街路樹のすき間や畑の端でおこぼれ肥料をもらって、かろうじて生育しているのを見る限りです。 他の作物を植えるために桑を抜根しているところ。 資料館で飼う蚕はだいたい100頭前後ですから、一日2回給桑するとして、一番よく食べる5齢時でも、大きな枝であれば4本くらいで間に合います。
農薬がかかっていなくて、しかもこんなにりっぱでおいしそうな葉のつく「一ノ瀬」桑が、身近に生えていて、「いつでも取りに来ていいよ!」という情報があれば、たいへんうれしいです。 桑が必要なのは、あと1週間(H26 9月26日くらいまで)!
資料館に近い豊富地区の方ならば、まゆこがすぐに小躍りしながらハサミ持って伺います!! 情報よろしくお願いいたします♪
まゆこ
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