綿の収穫
富子だけんど、久しぶりじゃんね。孫のお子守でまごまごしてえるうちに、えらいご無沙汰しちまって。どおでえ、はんでかせえでるけ?
収穫の秋じゃんね。甲府盆地の田んぼじゃあ、へえ稲刈りをしてるとこもあるからね。資料館じゃあぼつぼつ綿の収穫をしてえるとこさ。今年はどういうわけだか、綿をほしいようっちゅう人が何人も来てね。洋綿は畑でも作ってるからやれるけんど、和綿は弱くてなかなかうまく育たんから、たいへんはなくて困まっちもうさ。
上の写真は和綿の白だけんど、きれえ(綺麗)ずら?綿の白とガクの紫がいいよね。
ほんだけんど、洋綿とはこんねん(こんなに)ちごう(違う)だよ。でかさを見とくんなって。左が洋綿だけんど、ひっぱって伸ばしてるわけじゃあねえからね。
アメリカが南北戦争で綿花栽培ができなかったとき、イギリスが日本の綿を品質がわりい(悪い)けんどほかに輸入できるとこもなかったから、しょうがなく買ったって本(『人づくり風土記 19 山梨』)に書いてあったけんどさ。これじゃあ確かにそうだよね。
今年採れた綿は、左から洋綿緑、洋綿白、和綿白、和綿茶色の4種類だけんど、和綿の茶色が一番育ちにくかったね。また来年は和綿にもがんばってもれえてえもんじゃんね。
稲もだんだんと頭が下がってきて、実が入ってきたようだから、案山子を立てたさ。案山子って言っても風でキラキラ光るテープと、CDに目玉が付いたような簡単なもんだけんどね。今あんまりこういうもんも田んぼじゃあ見かけんよね。スズメとかは来んずらか。
見てくれちゃあ。頭が下がってきてるじゃんね。こんなちっくいプランターでよく育ったもんだと思うよ。稲刈りがいつできるか楽しみじゃんね。
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