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2014年9月15日 (月)

お米を食べるための道具

Photoこんにちは、まゆこです。

 

そろそろ新米が出回る時期になりましたね。

   今日は、まゆこも大好物の炊き立ての白いご飯にかかわる道具たちを当館資料から探していきたいと思います。 

 

Dsc_0647

常設展示室内の稲から脱穀して精米するまでに使用された民具たち。

千歯こき・足踏み脱穀機・唐箕(山梨では千石という)・するす(磨り臼)・搗き臼・万石通し等。

稲刈りしてから、様々な道具を駆使して、いくつもの工程を経なければ白いコメが得られなかったことに驚きます。

 

しかしその途中で得られる稲藁、籾がら、ぬかは先人たちの生活には必要不可欠なものばかりだったのですね。

 

 次は米を調理する道具を探しますと・・・、稲作がはじまった弥生時代の資料がありましたよ♪

Dsc_0640

甑(こしき):甕形の土器の底に孔を開けたもので、水を入れた別の甕の上に重ねて使用します。

   弥生時代前期には、土器に米を多めの水と一緒に入れて煮て食べるということもしていたようですが、そのほかの調理法として、甑(こしき)という甕形の土器の底に孔を開けた土器で、米を蒸した強飯(こわめし)を食べていました。

古墳時代6世紀ごろになると、方形竪穴住居にかまどを作りつけるようになり、平安時代になると、関東でも羽釜形土器というかまど専用の鍋も出現します。

 

Dsc_0641

羽釜(はがま):胴部の周りにぐるりとつばがついているかまど専用の鍋。

かまどにつばの部分がひっかかって設置するようになっていて、下から吹き上がる火力を無駄にすることがありません。

羽釜で湯も沸かしますが、飯炊きの場合は、上にのせた分厚い木蓋が炊きあがったご飯を十分に蒸らす役目もします。

  関東より北では、囲炉裏で自在かぎに吊るした鍋で「米を煮る」という文化もあったようですが、昭和30年代電気炊飯器が普及するまで、炊飯はかまどに羽釜で行っていました。

 

「はじめちょろちょろ、中ぱっぱ、ぶつぶつ吹いたら(ジュージュー吹いたら)火をひいて、赤子泣いても蓋とるな、最後に藁を一握りパッと燃えたちゃ、出来上がり」とは、釜炊飯の火加減の目安をたとえた言葉。

「はじめは釜の底だけ熱が加わって炊きムラが起きないように緩やかに火を入れ始め、中ぱっぱでは強火、吹きこぼれはじめたら火を弱くして、蓋をとらないようにしてしっかり蒸らした後、最後に余分な水分を飛ばすために藁を一握りいれる」と解釈すればよいでしょうか♪ 

まゆこは普段、母親から譲り受けた「文化鍋(昭和25年代に発売開始)」で炊飯しているのでよく解るのですが、この先人が云いえた言葉で火加減すると、ホントにおいしいご飯が炊けますよ!

 

Dsc_0643 竈(かまど):鍋・釜をのせて煮炊きに使用する場所。「くど」「へっつい」ともいいます。

当館資料は竈口と竈口の間に銅壷(どうこ(銅や鉄で作った湯沸し器)を設けています。

  その他、かまどの周りには火吹き竹や付木ヒノキ・スギ・マツなどの薄片の先端に硫黄をぬったもので、火種や囲炉裏の炭火などから薪や灯心などに火を移す時に使った。写真資料はロール状に成形された珍しいもの)、火箸、十能もおいてありますので、来館された際はじっくりご覧になってみてくださいね。

Dsc_0796

炊いたご飯を移すお櫃

 現在、朝食はパンというご家庭もかなりの割合だと思いますが、やはり日本人にとって、ごはんの地位は不動なのではないでしょうか? 

 本やネットにはごはんに合うおかずのレシピが満載です。

 しかし、保存食であるパンと違って、ご飯はほとんど毎日炊かなくてはいけませんねぇ。

中世ヨーロッパでは1週間に1度ほどしかパンを焼かなかった地方も多かったようですから、保存食であるが故にパン作りは早くから家庭の台所を離れて、パン屋に任せるようになったそうです。

Dsc_0646 

上段左から、夏にご飯を移す竹のお櫃・冬に使う藁のお櫃入れ

 一方ごはんは、炊き立てが一番おいしいことを日本人ならばたいてい知っています。

 冷蔵庫や冷凍庫で保存しておいたものをレンジでチンする場合もよくありますが、せいぜい2・3日前に炊いたものです。 

 ご飯は炊いた時から時間がたつにつれて、粘り気がなくパサパサになり、まずくなります。

おまけに暑い夏の間は朝炊いたご飯が晩にはすえてしまうこともあります。

 ですから、お母さんは一日に一回は飯炊きをしなければなりませんでした。

しかも、飯炊きは火の調整が随時必要で、ふきこぼれたり焦げ付かぬよう釜から目が離せません。

 いまは電気自動炊飯器のタイマー機能を使えば、朝晩2回に分けてごはんを炊くことも苦になりませんから、ホントに便利な時代なんだと思います。

Dsc_0656 でもでもやっぱり、「釜や鍋で火加減して炊いたごはんが一番おいしい!」と思っているまゆこです。

 しかも東日本大震災のあとの計画停電の際には、「米を炊く火加減を知っていて助かった♪」と思い知らされました。

 母よ、ありがとう♡ まゆこ

 

箱膳

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