猫神出現?!晩秋蚕4齢「眠」へ
祝日の次の日は休館日となるため、9月15日の夕、おかいこさんは資料館からまゆこの別宅に移動してきました。
さっそく玄関で出迎えるまゆこの飼い猫ぽんこさん。
ぽんこ「おぉー、1週間でずいぶん大きくなりましたねぇ♡ かわいい~♪」
まゆこ「猫神ぽんこさん、おかいこさんたちはそろそろ最後の眠りに入りますから、ぐっすりよく眠れるように守るのですよ!」
ぽんこ「えっ、ねこがみぃ~!それはちと荷が重そうですが、頑張ってみます!!」
蚕を食い荒らすねずみを退治してくれる猫を、蚕を飼う家では神さまとして崇めるくらい大事にしてきたという歴史があります。
江戸時代の養蚕風景を描いた絵図には、蚕の世話をする女の人の傍らによく猫が描かれています。
猫の絵を猫神様として蚕室に貼っていた地域もありますし、中央市豊富地区の塚田家住宅には、ねずみ除けを目的とする「猫」の字のたくさん入ったお札が見つかっています。(塚田家住宅のねずみ除けの札については、「まゆこのつぶやき」カテゴリーの過去記事「おかいこさんとねずみ除けのお札2013・6.8.」をみてください)
養蚕と猫はたいへんつながりが深いのですよ!
さて、ぽんこのおかげかどうか定かではありませんが、頭を上げる特有のスタイルで、みな無事にぐっすり眠りに入りました。
起蚕(おきっこ)になるのは、9月18日の朝だと思います。
脱皮を終えたお腹がぺこぺこのお蚕さんたちがたくさん食べられるように、やわらかくておいしい桑葉を調達しなくては!
朝出勤前に笛吹川の河原道まで、よい桑葉を求めて出かけてみようと考えているまゆこです。
豊積橋付近で朝、剪定ばさみをもってウロウロしているおばちゃんを見かけたら、それは「まゆこの化身」です。
みなさんそこらへんの事情はスルーして、優しくしてくださいね♪
まゆこ
~おまけ~
資料館玄関脇の鉢植え桑で生育している「のらぼこ(クワコ)さん」
こんなに大きくなって、木の枝に擬態しています。
小さい時は鳥の糞に擬態していたので葉っぱの上にのっていましたが、今度は枝にくっついているので、
よ~く探さないとみつかりませんよ~♪
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