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2014年7月31日 (木)

畑のゴマ・ワタ

Tomiko

 富子だけんど、まいんち(毎日)暑いじゃんね。なにょうするにもごっちょで困るよう。ちっと雨ん降ってくれろばいいだけんど、いっさら降らんじゃんね。畑に生いてるもんが、ひっからびそうで困ったもんどう。

 資料館じゃあまいんち水をくれられるから、ちったあいいだよね。プランターに植えてるもんがどんどんデカくなってるから、みておくんなって。

Dscn57602 和綿のワタの花と木

こりゃあワタの写真どうけんど、茶色いワタがとれるさ。花も下の白いワタのとれる花とはちごうじゃんね。

Dscn57582 洋綿のワタの花と木

上のワタは日本に昔っからあるワタで、下は外国からへえってきたワタどうって。去年ワタをいろいろ作ってる人から種をもらったから、楽しみに植えてみとうさ。和綿は白いのと茶色い綿がとれるのを植えたけんど、どっちも木はおんなし(同じ)ようの木だね。洋綿は緑と白の綿が採れるのを植えたけんどやっぱり木はおんなしようだね。違いがよくわかっておもしろいじゃんね。

Dscn57632 ゴマの木に胡麻のさやがついた

胡麻も6月の初めっころ種をまいとうけんど、へえ花ん咲いて、実をつけはんねえとうさ。昔、うちで胡麻を作ってとうときにゃあ、でかい毛虫が実のとこについてて恐ろしかったもんどう。今んとこ虫はついちゃあいんから安心してるだけんどね。

Dscn57642 ゴマのうす紫色の花

胡麻の花はうすむらさきで釣り鐘のようの形をしてえて、かわいい花だよね。切ってきて花だけ飾ってもきれえのもんだよ。胡麻んとれたらどうやって脱穀をするだかやってみるのが楽しみじゃんね。またそんときゃあみんなんに知らせるから、待っててくれちゃあ。

2014年7月27日 (日)

蚕さしあげます

夏休みの自由研究は何にしようと考えている皆さんへ朗報です。

豊富郷土資料館では、蚕をかってみたいなと思っている人に蚕を差し上げます。(当資料館に直接取りに来られる方に限ります)

 昨日「西湖いやしの里」のスタッフさんから2齢の蚕をたくさんいただきました。資料館で面倒を見るには少し多すぎるので、この機会に飼ってみたいと思っている方にもらっていただけるとありがたいです。

Dscn57212 眠から起きおなかがすいている蚕(3齢)

飼育方法についてはスタッフが説明したり、資料をさしあげたりしますので、大丈夫です。また、このブログでも成長の様子を報告しますので、参考にしていただけると思います。でも桑だけは自分で用意してくださいね。気をつけてみれば土手などに放置されている桑の木がたくさんありますので、さがしてみてください。

Dscn57302 初めての桑の葉、穴をあけながら食べる

蚕を飼って繭を作らせ、糸や真綿にしてみるのもよいし、成虫にして卵を産ませてみるのもよいと思います。繭を使った様々な工作もできますし、真綿を使った工作もできます。ただ蚕を飼うだけでなく、工夫次第でその先に発展させることができるところが自由研究にぴったりだと思います。取った糸でランプシェードを作ったりもできるそうですよ。

Dscn57332 すごい食欲、1時間ほどで食べつくす

先着順で合計200匹程度はお配りできます。ただし8月10日くらいには繭を作り始めてしまうので、8月初めまでにはもらいにきてください。やさしい飼い主が来てくれるのを待ってます。 まずは、家の周りにえさにできる桑の葉があるかどうかをチェックして、直接、資料館に取りに来てください。(郵送はできません

Dscn57252 桑の葉にキリギリスがとまっていた

2014年7月26日 (土)

伊勢神社の夏越の祓

76日に中央市臼井阿原第1・第2自治会の氏神、伊勢神社の「夏越の祓(なごしのはらえ)」という神事が行われました。「夏越の祓」とは、1年の半分を過ぎた630日に半年分の罪や穢れを除き去るための祓えの行事で、1231日の「年越しの祓」とともに「大祓(おおはらえ)」と呼ばれます。6月で夏が終わり、夏を越して7月から秋になることから夏越といいます。

Img_5762_sh012_3 茅の輪くぐりが行われる

今回は直接取材にいけなかったので、ボランティアの会の会長さんである加藤さんに写真を撮ってきていただき、電話で様子をお聞きしました。

夏越の祓は、もとは「大宝令(たいほうりょう)」に決められた宮中の正式な年中行事で、朱雀門前の広場には親王、大臣、のほか官僚が集って、大祓詞(おおはらえことば)を読み上げ、国民の罪や穢れを祓いました。衣服を頻繁に洗濯したりする習慣などない時代のことですから、雑菌の繁殖しやすい季節に疫病を予防する意味もあったのでしょう。応仁の乱頃から行われなくなりましたが、江戸時代には民間に広まり、明治になると大祓の旧儀再興が命じられて全国の神社で行われるようになりました。今でも全国あちこちの神社で行われています。

Img_5759_sh012_2 神職による大祓詞

中央市の伊勢神社でも古くから行われていましたが、一時期衰退していたものを自治会の方たちが中心になって平成19年に復活させました。神事は神職の祓詞のほかに、人形(ひとがた)で各自の体をなでて罪や穢れをうつし身代わりとなってもらうことや、茅の輪(ちのわ)くぐりがおこなわれます。前日に新しい茅(かや)で茅の輪を作り、神職の後に続いて8の字を描くようにくぐります。茅はその生命力が除災の力を有すると考えられています。茅とはススキやスゲ・チガヤなどの総称で、ススキはすくすく育つ木(草)ということでその名が付けられたといわれます。

Img_5767_sh012_2 神職に続いて茅の輪をくぐる

中央市の伊勢神社では行われませんが、茅の輪の左右に立てた笹竹に願い事を書いた短冊を下げるといったことを行うところもあり、七夕や盆の祓いと共通するところがあるのが大祓の神事です。今回人形を写した写真がないので、はっきりとした形がわからないのですが、七夕人形と似ているように思われます。12月の年越しの祓でも人形による除災の神事は行なわれるそうですのでぜひ見せていただきたいと思っています。

2014年7月24日 (木)

うれしいな♪まゆこ

Photo_2こんにちは、まゆこです。

Dsc_0463_2

 最近、資料館に「まゆこちゃんを作ってきました、どうぞ」ともってきてくださる方がいらっしゃいます。

 

 涙が出るくらい、たいへんありがたいことです。

 

 「まゆこ」ってとっても幸せのものだね~♪ 

 

Dsc_0556 先日、「ミュージアムキャラクターアワード2014」にエントリーすることになった経緯やちょっと気後れしていること等を、このブログで話しました。

 そうしたら、まゆこのことを不憫に思ってくださった方々が「はんこスタイル」のみであることを心配して、3Dのまゆこを実体化させようと手作りしてくださっているのです。

 え~ん、うれしくて、申し訳なくて、ホントに泣けてくる~!

 

Dsc_0555
 みなさん思い思いの3Dまゆこ像なので、髪の毛がピンクやグリーンだったり、体のパーツの形や色が様々だけれど。

 でも、まゆこはそこがとってもいいと思ってます♪ステキだと思うの!!

 みなさんそれぞれがかわいいまゆこをイメージして一生懸命、手縫いでチクチク、粘土をこねこね、まゆ細工してくれたんです。

 平面で色がないはんこキャラだけど、こんなにも愛してもらっていたなんて・・・。

 姿や形や色はどうだっていいじゃない?

Dsc_0549_3

 ある日資料館の近くにお住いの近藤さんが、朝「まゆこちゃんを作ってもいいかしら」とわざわざ来館されました。Dsc_0559_3

 

そして、夕方にはもう、繭細工のまゆこをつくってもってきてくださいました

 

「豊富郷土資料館のまゆこさんがブログで言ってたクルクル回す洗濯器、いまでも使えそうだよね」とか、「うちのおじいさんの発明したあの道具はそんなに当時はすごいもんだったんだね。ありがとね」とか、豊富郷土資料館ですというと、「まゆこさん元気け?」とか声かけられる。 こんなうれしいことはないと思います。

 これからもまゆこは山梨県中央市とその周辺の超ローカルな先人たちの生き様に関する話題を取り上げていきますよ。

 投票数はやっぱり大都市圏が強いだろうし、姿・形だけで評価されることが多いのだと思うけれど、身近な地域のみんなに愛されていることが一番重要です。

Dsc_0444

 

 もっともっと頑張って皆さんに親しまれる面白くてたのしい資料館を目指したいと思います。

 投票は8月29日朝10時までですが、結果は結果として皆さんの愛に支えられて心強く楽しみたいです♪

 でもや~っぱり上位にいるとうれしいから、http://www.museum.or.jp/museum-chara/ 「ミュージアムキャラクターアワード2014」へ、気が向いたら、まゆこに投票してくださいな。

Photoまゆこ

2014年7月23日 (水)

H26「こども夏まつり」のご案内

Photoこんにちは、まゆこです。http://www.museum.or.jp/museum-chara/ 「ミュージアムキャラクターアワード2014」まゆこへの投票はこちらでおねがいします!

 

 豊富郷土資料館恒例の「こども夏まつり」を、ことしは82日(土)・3日(日)に開催します!

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「こども夏まつり」

 日時:平成2682日(土)・3日(日)午前10時~午後3時半まで

                  全員入館無料・申込み不要

 場所:中央市豊富郷土資料館の前庭・館内 

 対象:対象は親子で、2歳以上の幼児と小中学生

  様々な遊びに参加すると、参加賞がもらえます。

Dscf5138まず、受付で参加エントリーしてください→そして、4つのゲームをクリアします(親子館内ウォークラリー・水鉄砲・魚つりゲーム・まりつき)→参加賞がもらえます。

Dsc_0580その他、開館20周年特別企画として、

「小中学生下駄(げた)飛ばし大会」を82日のみ行います。

 こちらも飛ばした距離に応じて参加賞がもらえますので、お楽しみに!

(下駄も手作りしましたよ!)

  

Photo_2参加賞品の数々(みんな手作り)
 

 夏休みの子ども達に、昔の遊びを通して資料館に親しんでもらうことを目的に、メニューを盛りだくさんご用意して、皆さまをお待ちしております。

 どなた様も無料入館できますので、この機会にお気軽にお友達同士、お誘いあわせて涼しい資料館で楽しんでいってください♪ 

 資料館には、夏休みの工作や自由研究の参考になるものがいっぱいありますよ。

Photo_3まゆこ

2014年7月21日 (月)

風呂の話(5)

Tomiko

富子だけんど、いよいよ夏休みだねえ。まだ梅雨も明けちゃあいんから、あんまし夏休みっちゅう気がしんけんどね。

今日は風呂の話のつづきだけんどさ。五右衛門風呂みたように、じかに湯を沸かす風呂が発明されるめえは(前は)、長方形の厚い木の板を組み合わせて作っとう、人ん一人へえれるくれえの湯船に、釜で沸かした湯を桶だの樋だので入れるっちゅう風呂んあっっとうようだよ。まるで西洋のバスタブのようのもんだね。おもしろいこんにゃあ、風呂は使い終わったら、風呂桶を洗って、水ん切れるように横に倒しておくっちゅうわけ。風呂にへえる(入る)ときにゃあ、まず桶を立てなけりゃあならんから、風呂を沸かすこんを、「風呂を立てる」っちゅうだってよ。こういう風呂を大阪の民家園で見てきとうどうけんど、写真を撮ってこなかったから、みんなんに見せれんでくちょうしい(口惜しい)じゃんね。

Dscn53672_2 「戦艦みかさ」のバスタブ(明治時代)

鉄砲風呂っちゅうにもへえった記憶があるよう。親戚の家かどっかでへえったと思うけんど、小判型の風呂桶の四分の一くれえのとこまで蓋がされてえて、その蓋から煙突のみたようのもんが出てえて、下にゃあかなもん(金属)でできた罐のようなものがついてとうさ。ほの罐の中で火を燃して湯を沸かすだから、罐に近づくと熱かっとうもんさ。

Dscn53292 「鉄砲風呂」に似た資料館の湯沸かし器

湯の中につかるこんを「風呂にへえる」っちゅうようになっとうは、そんねん古いこんじゃあなくて、江戸時代の風呂屋もしょっぱな(初め)は蒸気浴っちゅうので、ほのうち浅い湯船を作るようになって、明治時代になってはじめて湯をいっぺえ入れとう今の銭湯みたようになっとうどうって。ほんだからちゃんと、蒸気浴は「風呂」、湯につかるのは「湯」っちゅうように呼び分けてとうだよ。温泉にへえるのは「湯治」で、こりゃあ治療だったさ。もともと入浴は仏教が伝わってくるといっしょに中国から伝わっっとうどうって、ほんだから風呂はまずお寺にできて、大事な「業」っちゅうで庶民も風呂にへえらしてもらっとうどって。ほのころは、蒸気浴があたりめえさ。葉山御用邸を見してもらっとう時も皇族が使う風呂を見とうけんど、これも蒸気浴の風呂だったね。かんげえ(考え)てみると一口に「風呂」っちゅっても、いろいろあるもんじゃんね。

Dscn55772 昔ながらの別府竹瓦温泉

2014年7月20日 (日)

開館20周年!記念講演会のお知らせ

Photo_2こんにちは、まゆこです。

 中央市豊富郷土資料館が今現在の住所、山梨県中央市大鳥居16191の地に建って、今年の726日で20年になります!

これを記念いたしまして、講演会を開催することとなりました。

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中央市豊富郷土資料館開館20周年記念講演会

 日時:平成26726日(土) 午後1時半~4(午後1時開場)

  入場無料・申込不要

 講演「甲斐源氏と浅利氏」

 講師 笹本正治 先生(信州大学副学長)

 

鼎談「甲府盆地の開発」

 笹本正治先生

 比志保(中央市文化協会郷土研究部長)

  末木健(中央市豊富郷土資料館館長)

 

会場:山梨県中央市玉穂生涯学習館 2階・視聴覚ホール

 (中央市下河東1-1 ☎0552307300

 主催:中央市教育委員会

 協力:一般財団法人中央市農業振興公社

 中央市文化協会郷土研究部

 中央市歴史文化ボランティアの会

 お問合せ:中央市教育委員会生涯教育課 

(☎0552748522 

 まだ直接お目にかかったことはないのですが、館長から先生のお人柄をきいたり、大手無料動画サイトで笹本先生のエキサイティングなお話しぶりを見たまゆこは、もうすでにファンになってしまいましたよ♪

 中世史の大家でありながら飾らないフレンドリーなお人柄、そして何よりも落語家もびっくりの話術。

 ぜひ今週の土曜日、726日は玉穂生涯学習館で一緒に素晴らしいいひと時を共有しましょう!

 笹本先生の講演後は、中世から加速する「甲府盆地の開発」をテーマに館長も交えて鼎談を行います。

 舞台脇で見つめるまゆこもドキドキハラハラ、きっと興味深い討論になると思うの!

今からワクワクしているまゆこです♪

Photoまゆこ

 

2014年7月18日 (金)

夏休み自由研究ミニブックで入館無料!?

 

Photoこんにちは、まゆこです。

 今年もいよいよ夏休みがやってきますね! 資料館でクールシェアしながら、ちょっとお勉強してみませんか?

 中央市豊富郷土資料館では、H26719日(土)~831()まで、小中学生のみなさんがクイズに答えると、入館料が無料になるイベントを行います

Dsc_0548

当館は、小中学生のみなさんを対象に山梨県内の博物館・美術館とともに共同で行っている、「夏休み自由研究プロジェクト」に参加しています。 

このプロジェクトの一環として、自由研究のヒントを提供するミニブックを各館で作成していますが、今年もわが館のミニブックは『昔の道具、これ、な~に?』というテーマでクイズ形式にしています。

Dscf5165

いまは使われない昔の道具。いったい何につかっていたのだろう?

 

答えは資料館内の1階・2階の展示物をじっくりみて探していきます。

 

 そして、入館された小学生・中学生のみなさんは、このミニブックのクイズにチャレンジすると、入館料が無料になるのです!(山梨県以外在住でもOK) 

 

最後にクイズの答え合わせをして、問題用紙にハサミを入れ、谷折り、山折りすれば、ミニブックが完成します。

 

Photo_2「これ、何をする道具なんだろうね?」

毎年、低学年のお子さんを中心に、ご家族みんなで協力しながら、楽しそうにクイズを解いていく様子がみられます。

また、資料館にある道具をもっと詳しく調べたくなったり、自由研究で「おかいこ」のこと、「昔のくらし」のことなどを調べたい時にはお手伝いしますから、わからないことがあったら何でも聞きに来てくださいね!

お待ちしています。

 

Photo_3まゆこ
http://www.museum.or.jp/museum-chara/

ミュージアムキャラクターアワードにも、投票してくれると、うれしいなぁ♪」

 

 

2014年7月17日 (木)

小麦の話(12)

Tomiko

富子だけんど、まいんち暑くて困るじゃんね。へえ7月も半ばをすぎちゃって、月日のたつのは早いじゃんね。ほんだから、どんどんおばあになっちもうわけどう。

Dscn56502 体験用の石臼で粉に挽く

小麦を粉を曳いてみとうさ。石臼はいつもは米を挽いてるだけんど、洗ってきれいにしてっから小麦を入れとう。ゆっくりまわせば、麦んつぶれて中から白い粉が出てくるさ。できた粉は皮ごと挽いたから、全粒粉ちゅうこんだね。

Dscn56592 ふるいでふるってできあがった粉

できた粉で小麦まんじゅうを作ってみとう。あんこは買ったもんだけんど、挽いた粉を使って、足りん分は薄力粉を足してまんじゅうにしたさ。粉とベーキングパウダーを混ぜておいて、湯を入れてかきまぜて耳たぶくれえにやっこくしたら、あんこを包んでふかしてできあがりだから、簡単なもんどう。自分で挽いた粉だから、出来上がりがちっと茶色っぽくて、真っ白よりうまそうに見えるら。

Dscn57062 蒸しあがった小麦まんじゅう

どうして今まで作らなかったかと思うじゃんね。クッキーを焼いたり、ケーキを焼いたりめんどくせえ菓子つくりはするくせに、どうしてこんねん簡単のまんじゅうを、みんな作らんずらか。うちのお母ちゃんも作らなっかったからねえ。昔は葬式まんじゅうが引き物に出て、それん小麦まんじゅうだったから、いやっちゅうくれえ小麦まんじゅうはうちにあったから、作らなかっとうかもしれんね。

拾蚕たちの上蔟と姫蚕

Photoこんにちは、まゆこです。

 

 ミュージアムキャラクターアワードでのまゆこへの投票、みなさんありがとうございます。お陰さまで38キャラクターのうちでも、かなり健闘している方だと思います!

 

 まゆこの現在の順位はここでみて!http://www.museum.or.jp/museum-chara/

 

 そして、まゆこに一票入れたげる!という方もよろしくお願いいたします。

 

さて今日は、館長が拾ってきた蚕のその後をお伝えしたいと思います。

 5拾われてきたときは、とても同じ時期にふ化させたとは思えないほど、成長度合いがまちまちであった蚕たちでしたが、新鮮な桑葉と資料館職員の愛情で、なんとか5齢まで育ってきました。

Photo_2

 中には「姫蚕(ひめこ)」といわれる、体に模様の全くないまっ白な蚕もいました。

 ちなみに、中込さん家でいつも飼育している眼状紋などの模様がついている蚕のことは「形蚕(かたこ)」と呼びます。

711日からチラホラとひきた蚕が出始め、718日の段階で、このとおりほとんどの蚕が上蔟しました。

Photo_3

 しかしやはり危惧していた通り、病気の蚕が多かったです。

 たぶん何らかの細菌やウイルスに腸が侵されていたようで、食欲が無かったり、下痢をしていたりする個体が5齢最終盤になるにつれて増えてきました。

 

 食欲はあるのにお尻がただれて黄色く腫れ上がったかわいそうな蚕を見つけると、泣く泣く処分するということが続きました。

 ウイルスや細菌に感染した蚕のふんで、さらに拡大感染するということなので、もうこのようになった蚕座のかいこには良質の繭は期待できません。失敗なのでしょうね。

10ひきる直前の5齢蚕に病気が出てしまった時の落胆が、資料館に収蔵されている先人の養蚕日誌に記されているのをよんだことがありますが、まさにまゆこも追体験したような気持ちです。

 でも、いくつかの個体は全般的に小さいながらも繭を作ってくれましたので、今週末位から、繭掻きを順次行っていきたいと思います。

 そして、真綿か糸にして、体験学習や触って楽しめる実物展示資料に活用したいと考えています。

 まゆこにとって、今回の拾蚕の飼育はちょっとつらい体験だったけれども、貴重なよい経験になりました。

 次の晩秋蚕の飼育に生かしたいと思います♪

Photo_4まゆこ

2014年7月15日 (火)

ミニ企画展 「思い出を撮ったカメラたち」 始まりました

 平成26年度第2回ミニ企画展は「思い出を撮ったカメラたち」です。

 自分の見たものや、経験したことを人に伝えたいというのは、人間の原始的欲求です。カメラが発明される前は、それは「絵」という形で表現されました。

Dscn56602

 カメラの原点ともいうべき「針穴写真機」の原理はすでに紀元前の昔から知られていたと言われます。その原理を利用した「カメラオブスキュラ」から、カメラは発達を始めます。針穴写真機の原理に忠実なカメラが「組立暗箱」と呼ばれるもので、日本でも江戸時代の終わりころから使われ始めました。

 今回の展示には「組立暗箱」をはじめとして、やはり100年以上前に発売された「ボックスカメラ」や、二眼レフカメラ、スプリングカメラなどの古いカメラから、デジタルカメラまで17台のカメラを展示してあります。

Dscn56622

 展示してあるカメラは、普通の家庭で使ったカメラを中心としています。ですからプロのカメラマンが使うような高価なカメラはありません。庶民が、自分たちのささやかな思い出を記録したカメラを、古い写真とともに並べました。

Dscn56612

 お楽しみは、昭和25年の二眼レフカメラを覗いてもらう体験ができることです。アナログな世界の一端を味わうことができると思います。

2014年7月13日 (日)

まゆこのプロフィール公開!

Photoこんにちは、まゆこです。

 豊富郷土資料館のブログが昨年の4月からはじまり、ほかの職員に混じってまゆこも記事を書くようになってもう1年と3カ月が過ぎました。スタンプキャラクターという設定で、あくまでも単色刷りで平面でしかないキャラですが、ブログで登場以来たくさんの読者の皆さんに愛していただき、うれしいかぎりです。

 特に宣伝活動もしていないのに、最近はブログアクセス数がぐんぐんと上昇傾向にあり、「まじめな館長」「甲州弁で民俗を語る豊富の富子」「まゆこのつぶやき」それぞれのキャラクターが語る豊富郷土資料館よもやま話を楽しみにしてくださっている方が日本中にいるということが、毎日の励みになっています。

そんな日々の中、今日は唐突に、まゆこから皆さんに大切なお知らせがあります!

 

 

 まゆこは、なんと「ミュージアムキャラクターアワード 2014http://www.museum.or.jp/museum-chara/ にエントリーしてしまいました

 

 これは、全国7800館のミュージアム施設を紹介するポータルサイト「インターネットミュージアム」が2010年より実施している、「ミュージアムキャラクターの人気投票」です。

 というのも、ある日、人気投票事務局の方から、「まゆこちゃんを今年度の投票に是非エントリーさせてくださいっ!!」と熱い電話を資料館にいただいたからです。

 

 いままでこのブログの中でしか生きてこなかったまゆこですが、豊富郷土資料館の広報担当として、この夏はちょっと冒険してみようかな♪と思います。

まゆこあ~でも、今のところ、スタンプキャラクター(要するに消しゴムはんこキャラ)みたいな2次元の世界でしか生きてこなかったし。困ったなぁ~」

 

ノミネートされた他館のキャラクターはプロのひとが作ったみたいで、みんな色がついててかわいいし、エントリーをしてみたものの、だいぶ気後れしているのが現状です。でも、上位に入ると表彰式があって、人気のゆるキャラさんみたいに記者会見したりするみたいです。(「まぁ、それはないかっ」と複雑な気持ちでいたら・・・)

 

カンチョー「心配するなっ! 他の館はみんな色とりどりで完成度が高いなぁ。 大丈夫さ~、どう考えても単色消しゴムはんこに票が入るとは思えん! 安心しなさい{笑い}

 

と楽しそうにいわれ、なんだかムキになったまゆこは・・・

 

まゆこ「むむむー!! ぜったい人気投票上位に入って、3Dに生まれ変わってやるぅ。 みんな、応援頼むわよぉ~」

 

というようなわけで、『上位に入ったら館長困るどぉ~作戦』決行する気になりました!!

 

 以下に、「まゆこ」のプロフィールを記しましたので、まずはご覧ください。

つっこみどころ満載の内容については、全責任を中央市教育委員会I氏が責任を負いますので、あしからず

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名前 : まゆこ

性別 : 女 

年齢 : 今年で20歳(平成6726日生まれ)

出身 : お山の神さま(山梨県中央市豊富地区の山の頂上にある社) 

職業 : 中央市豊富郷土資料館広報担当 

身長 : 10.7cm

身体的特徴: 天然100%シルクで、小石丸という品種の繭をかたどったピーナッツ  型のボディ。でも体の中は空洞、中には蛹がいて動くとカラカラ音がする

性格 : 基本的に、サラッとしている。

好きな食べ物: 桑の葉(食べ過ぎてもぜったいに体が緑色にならない)・シルクソフト(道の駅とよとみで売っているシルクパウダー入りのソフトクリーム)

趣味 : 繭の毛羽取り・回転蔟(かいてんまぶし)の中に入って、くるくる回ること。

生い立ち: お山の神様に住む繭の妖精。毎年春に山を下りて、ふもとの養蚕農家を見守り、秋には山に戻っていた。ところがある年、山に帰る前に寄った豊富郷土資料館の居心地の良さに思わず居ついてしまう。養蚕の衰退とともに山にいた仲間は姿を消してしまったが、まゆこは資料館をすみかとすることで残ることのできた現在確認されている最後の繭の妖精。 2年前から資料館に住まわせてもらう代わりに、展示資料や中央市の歴史を調べてブログで紹介するようになった。週5日ほど勤務し、休日は資料館2階にあるとある場所で毛羽取りをしたり、回転蔟の中に入ってくるくる回ったりしている。

 

 以上、「まゆこプロフィール」どうでしょう。

 投票は715日~だそうです。http://www.museum.or.jp/museum-chara/ で投票をよろしくお願いいたします。

Dsc_0444 そして、今年度キャラクターアワードに参加することを周りの方々に表明しましたら、シンプル過ぎるまゆこの健気な戦いを応援しようと、今まで隠れファンであったという方々が、続々と(想い思いのお手製まゆこグッズを届けてくださっています。うれしい~♡♪

  投票は、7月15日(火)~8月29日(金)まで、ミュージアムキャラクターアワード投票画面をまず、ご覧になってみてください。

 

 エントリー番号11に、異色のシンプルさで際立つまゆこが堂々エントリーしています!

Dsc_0463Dsc_0452_2

Photo_2まゆこ「あ~あ~、ほんとにエントリーしちゃったよぉ~!」

2014年7月 9日 (水)

七夕人形は「お留守居さん」になりました

こんにちは、まゆこです。

 まずは、去る7月5・6日に開催された「七夕まつり」のご報告から♪

Dsc_0484 7月5日に開催された信清由美子先生による「山梨の七夕人形」の講演会では、信清先生が執念のフィールドワークによって収集された、バリエーション多彩なやまなしの七夕人形の特徴や実態などをご紹介くださり、先人の豊かな発想力について教えていただきました。

 先生のお人柄がにじみ出るやさしい語り口も相まって、甲州人としてこの地に住んでいることを誇らしく思えるような、素敵なお話でした。

Dsc_0490講演後は、山梨市市川の杉田家で伝承されている七夕人形について、先生がその切り方を実演しながら教えてくださいました。参加者のみなさんも自らはさみと紙を持って切ってみます。

Dsc_0506めでたく完成し、みんなで笑顔の記念撮影。

 76日はワークショップ「山梨の七夕飾りを作ろう!」を行いました。

Dsc_0509 この日は、作った七夕人形・天の川などの飾りを、願いを書きいれた短冊とともに笹に飾り、持ち帰ることができるというイベントで、たくさんの親子連れでにぎわいました。職員やボランティアさんの指導の下、小さな子どもたちも、折り紙を使って山梨伝統の七夕人形を次々と完成させていました。

 そこですかさずまゆこは、「今日のこの七夕イベントで作り持ち帰ったお人形は、78日の朝からは、1年間あなたの家を守る神様『お留守居さん』になります!捨てないで!!」と伝えるようにしました。

 山梨の七夕人形は77日七夕の夜を過ぎると神が宿り、翌日の8日からは家の守り神「お留守居さん」になると伝えられています。「お留守居さん」は次の年の七夕が過ぎるまでの1年間、田畑や家を虫や泥棒から守る役割をします。

 

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山梨の七夕人形には、①一枚の紙を切ってつくられる ②裾や袖に細かく切込みを入れ、下に長く切り下げる ③各家ごとの切り方にバリエーションがある ④七夕の夜が終わった後も、家の守り神として取っておく というような特徴がありますが、

 

 当館では、④の『お留守居さん』になったお人形の姿も再現し、ご紹介しています。

 

 明治時代に書かれた文献(明治19年~23年 山中共古著「甲斐の落葉」(本稿引用は昭和509月発行有峰書店版)によると、

Img_0002「供ゼシ五色短冊ヲ紙包ニ致シ七夕様トカキ戸口ヘ打附テ置バ盗人這ルコトナシト」とあります。これは信清先生が調査報告されている、山梨市市川の杉田家で現在でも行われているお留守居さんの祀り方です。

また同じページには、

573「盗人ヨケトテ七夕ヘツケシ赤紙ヲ衣服トシ木ヲケヅリテ首トシ眼鼻ヲ画キタルヲ戸口ニサゲテアリシヲ善光寺地中ニテ見ル」とあり、絵も描かれています。

 

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この、木を削ってつくった木偶に七夕人形を着せて吊るしておくタイプのものは、上野晴朗氏も「やまなしの民俗(昭和48年)」において、甲西町(現南アルプス市)で採集したものを写真付きで紹介しています。

 

 残念ながら現存する資料を収集することが叶いませんでしたので、当館スタッフが共同で再現(木偶作りは館長・顔を描いたのは富子さん・七夕人形を切ったのはまゆこ)した力作をご覧ください。

Dsc_0436_2

かつての山梨の七夕が旧暦で行なわれていたのに倣って、当館でもウインドウディスプレイの「七夕人形」と「お留守居さん」を

8月のはじめごろまで展示する予定です。

 お盆行事とも結びついているともいわれる山梨の七夕文化をご覧になってみてください。ご希望があれば、お人形の切り方もお教えしますよ♪

Photo_5まゆこ

 

 

2014年7月 8日 (火)

高瀬舟(和船)盆地から丘に登る

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田富総合会館の軒下に、高瀬船が吊り下げられていたことをご記憶の方も多いと思いますが、本日、盆地の平地から豊富地域の丘上にある豊富郷土資料館の屋外展示コーナーに移設されました。

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 船の長さは760cm」もあり、間近で見ると、とても大きく感じます。富士川水運の船は12mほどの大きさで、米俵32俵もつめたそうですが、この船は20俵程度でしょうか?1俵60キロとして20人分は乗せたと思われます。

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高瀬船というのは、川底が高く瀬が浅いところを運行する船のことを言います。この船も船底は平らで、急流を下るのに波を裂いて進むよう、舳(へさき)が高くなっています。船の後ろの艫(とも)には穴が開いていますが、ここからは舵を取る「ろ」が突き出されます。

このような船は、笛吹川の渡船の可能性が高く、浅利と乙黒をつないだ船かもしれません。昭和34年の伊勢湾台風の後、豊積橋が流された時に、渡船が活躍しましたが、この船かもしれませんね。ご記憶の方がいれば、うれしいのですが。

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いづれにしても、このおような船が二度と作れるものではないし、歴史的な資料ですね。玉穂地内には水害避難船も残っているようですので、大切に保存したいものです。

風呂の話(4)

Tomiko

富子だけんど、あんべえ(塩梅)はどうでえ。今は晴れてるけんど、えらいもんが日本に来てえて困るじゃんね。特別警報なんちゅうもんが出ちまって。みんなして気をつけんとね。

 

台風ん来てるに風呂の話でもねえけんどさ。風呂は水汲みも大変だったけんど、へえった後の水の処理も大変だっとうさ。今みたように底に栓があって、抜けば下水へ水ん流れちゃってそれでおしまいっちゅうわけじゃあねえからね。風呂桶の下の方に孔をあけてあって、ほこに木で作っとう栓があったから、水は抜くこんはできたとは思うけんどね。栓にはたいがいぼろ布なんかが巻きっつけてあって、水ん漏らんようになってとうさ。韮崎のおばやんの話じゃあ風呂の水は汲んで「肥場(こえば)」っちゅう枯葉だのわら細工ですぐったわらだのを入れておく所に捨てたっちゅうよ。米のとぎ汁も肥場に入れたりして、たい肥にしとうもんどうって話してくれとう。絶対になにひとつ無駄にゃあしんちゅう精神だね。餅つきょうをした時は餅米のとぎ汁の風呂に入ることもあっっとうだって。肌がつるつるになっつらね。

Dscn53302 顔を洗うのに便利な足つきたらい

話を聞いた人がみんなしゃべってくれたのが、お茶をよばれたり、まんじゅうをよばれたりっちゅう「おもてなし」のこんだったね。風呂を沸かしてくれたええ(家)で用意するばっかじゃあなくて、風呂に入れてもらうほうのええ(家)でも小麦まんじゅうを作って持ってきてくれて、みんなんにふるまったりしてさ。風呂は隣り近所の社交の場っちゅうこんだよね。子どもは子どもんとうばっかで、まだ明るいうちに風呂に入らされたっちゅう話もたくさんあったさ。まあ、子どもしゅうも裸の付き合いをしたっちゅうわけだね。

Img_00022 小麦まんじゅうとお茶

 ほれから、水汲みのこんでもいろいろ話が聞けとうさ。井戸から汲んでくるっちゅうのが多いけんど、川からっちゅうのも結構あったね。わき水を樋で引いてきて水槽に貯めといて生活用水にしてたけんど、それだけじゃあ足らんから、川の水を使ったっちゅう人もいたさ。洗濯は川でするのがあたりめえで、米を研ぐのも川の水だったっちゅうよ。ほのくれえ水を手に入れるっちゅうこんは大変なこんだったし、何人もで風呂にへえるから、風呂の水はあっという間に汚くなっとうさね。ほんだから風呂にへえるときゃあ、浮いている垢(あか)をすくって捨ててへえらにゃあならなかっとう。ほんだけんど、風呂場にゃあそんねん明るい電気がついているわけじゃあねえから、汚くてもわからなかったかもしれんね。

 

2014年7月 5日 (土)

小麦の話(11)

Tomiko

 富子だけんど、今日は雨っぷりで、外は寒いくれえじゃんね。ほんだけんど、しっけも多いから、おぼこさんの世話をしてると蒸し暑いくれえだよ。こういう時は体の調子んくるっちもうから気をつけんとね。中央市じゃあ、モロコシも出荷の盛りだけんど、「日川白鳳」っちゅうわせ(早生)のでかくて甘いモモも出始めてえるだよ。モモはほっぺたん落っこちそうにうまくて、なんぼでも食えるさ。山梨じゃあ硬いモモん好きっちゅう人が多いけんど、あたしゃあやっこいのがいいよう。 

 

麦の話にもどるけんど、へえ乾いつらって、6月28日の梅雨の晴れ間に麦打ちをしてみとうさ。ブルーシートの上に「麦打ち台」を乗っけて、束にしとう麦で上からぶったたくっちゅうと、麦の実が茎から落っこちて、その上ノギからもおっぱずれて(外れて)、小麦の粒がブルーシートの上にぶっちらかっとうさね。もちろんノギもいっしょにぶっちらかってるけんどね。あっっちゅう間に3束ばっかしの小麦の脱穀は終わっちゃとう。

Dscn56232 農家のおじさんの姿がよく似合う館長

Dsc_04532 たたくと実が飛んでいるのが見える

 ブルーシートの上にゃあノギと小麦の粒がぶっちらかっているから、そりょう箕に集めて、こんだ(今度は)風選をするっちゅうわけ。「手回し扇風機」の出番じゃんね。扇風機を回して、その風を受ける場所で箕からノギと小麦の粒の混ざっっとうのをちっとっつ(少しずつ)落っことすっちゅうと、ノギだけん風で飛んで、麦の粒は下に落っこちるっちゅうわけ。ほんだけんど、第1回目は大失敗。ノギは風に乗っからんで、小麦といっしょに下に落っこっちゃって、結局またブルーシートの上にぶっちらかっちまっとう。

 

Dsc_04672 第1回目の失敗した風選

 ほうしたら、隣の温泉に来たおっちゃんがほの様子を見て、「うちでも麦に扱きん時に使ってとう。まっと速くまわさにゃあだめずら。」っておせえて(教えて)くれたさ。回してもあんまし風んきちゃあいんようの感じだったから、羽にもちっと角度をつけてみとう。ほうしたら2回目は大成功しとうさ。カメラに羽ん写らんほどスピードも速かったから、麦の粒は下へ落っこちて、ノギは遠くへ飛んでっとう。

Dscn56322 五合枡に入れてみた

 プランターに3個ぶんの麦だったから、取れた量はちっとだけんど、枡に入れて記念撮影をしてみとうさ。小麦色の肌がまぶしいら。こんだ、石臼で粉に挽いて、何か作ってみてえじゃんね。

 

2014年7月 4日 (金)

笛吹市八代町の七夕人形

こんにちは、まゆこです。

 

 明日と明後日(H2675日・6日)は、豊富郷土資料館は「七夕まつり」(入館無料)ですよ!

 さて、山梨に伝わる七夕人形を資料館の七夕まつりでご紹介して今年で2年目になりますが、紙をハサミで切るだけのこの人形には、それぞれの家で伝わる切り方にバリエーションが多く、とても面白いんですよ♪

 

 資料館での展示を見たのをきっかけに、自分が幼いころからずっとおじさんが七夕に人形を切っていることを思い出し、人形の作り方を教わってきてくれた人もいました。

 当館で紹介している山梨市市川や勝沼の切り方とは微妙にちがうので、人形自体のスタイルやシルエットが少し違ってきますが、またこれも素敵なんです!

 今回は、笛吹市八代町の小林敏英さん(1920年(大正9年)生まれ

が伝えてきた七夕人形をご紹介したいと思います。 

Dsc_1315左二つの女の星神さまは袖が長い振袖にし、右端の男の星神さまは小袖に切ります。 

568小林さんのご親族に伝わっている人形の切り方見取り図。

 山梨の七夕人形には七夕の夜に笹に飾られ、神が宿ったお人形はその次の日から一年間飾った家の守り神になるという民俗があります。小林家でも、8日からは「お留守居さん」として家の柱や玄関に吊るしておくそうです。山梨県の七夕人形は地域のお祭りの飾り物としてではなく、家ごとにそれぞれ身近な願いを託す依り代として伝わってきた習俗であるところに、切り方の多様性が現れているのではないかと、まゆこは考えています。

また、小林さんの人形が新聞に挟まってくる広告の紙を利用して切られているところも、「すごくいいなぁ」と感心してしまいました。一見、数々のどぎつい色が使用された広告ですが、細かく切込みを入れて「おしんめ」のように人形の下につく「たれ」をつくると、とてもきらびやかで、またその柔らかい紙質も功をそうして、ひらひらとうまい具合に風になびきます。

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 このお人形の切り方に関しての聞き取りと収集をしてくださったのは、中央市歴史文化ボランティアの会の副会長薬袋さんです。

 昨年の7月におじ様にあたる小林敏英さんに直接会って調査してきて下さいました。しかし、その数か月後に94才で小林さんは亡くなられたそうです。残念なことに、山梨の七夕人形文化を伝える人は年々少なくなっていくんですねぇ。

 当館での七夕かざりでは、これからも毎年、小林さんが教えてくださったこのお人形を飾っていけたらなぁと考えています。

 そしてもっともっとたくさんの山梨の七夕人形に出会って記録していきたいです!

 山梨県のみなさん、ご実家やご自宅に受け継いできた自慢の七夕人形がある方は、ぜひ豊富郷土資料館のまゆこに教えてください。

Maturi567_3「七夕まつり」

平成2675(土)午後130分~3時位

演題 「山梨の七夕人形」

講師 信清 由美子 氏

場所 中央市豊富郷土資料館 シアタールーム

参加無料・申込み不要

 講演後、エントランスホールにて、山梨県内を民俗調査して収集・研究された信清さんによる本格的な七夕人形づくりの講習を行います。

 

平成2676(日)午前10時~午後3時(時間中随時)

ワークショップ 「山梨の七夕飾りを作ろう!」

場所 中央市豊富郷土資料館 エントランスホール

参加無料・申込み不要

 希望者には、七夕飾りを笹につけ、お持ち帰りいただきます。この機会に山梨独特の七夕人形の作り方を学びましょう! 美しく、伝統的な七夕飾りをプラスして、いつもよりワンランク上のお祭りを演出してはいかがでしょうか?

Photoお待ちしています!

  まゆこ

 

 

 

 

2014年7月 3日 (木)

小麦(10)

Tomiko

富子だけんど、蒸し暑くてやあじゃんね。田んぼじゃあ稲んだんだん青くなってきて、風に吹かれてなびいてえて気持ちいいけんどね。

 

資料館でも6月10日に麦刈りをしとうさ。去年の今っころ、資料館に来る途中で麦刈りょうをしてえるところに出っくわしてさ、御無心を言ってちっともらってきて秋に蒔いとうやつさ。2月の大雪の時にゃあ雪の下に埋もれちゃってつぶれちゃっとうじゃねえかって心配しとうけんど、なんとか実がついてよかったよう。あんまし株ん分れなかったから「がさ」は大したこんねえけんど、ちゃんと実は入ってらあね。

Dscn54952 資料館の麦

 種をもらったおっちゃんの畑も同じようにでかくなって黄色くなってるから、へえ麦刈りをしるらなあって思ってとうけんど、せんころ通った時にゃあワラん積んであったから、麦扱きも終わっとうずらよ。

Dscn54772 種をもらったうちの麦

 資料館の麦はちっと乾かしてっから、麦打ち台で脱穀をしっかと思ってるさ。麦打ち台をもらっとう時の話とか、本で脱穀の仕方はわかってとうけんど、本当に自分の手でやってみれるっちゅうはすごいじゃんね。民具はやっぱし使えるっちゅうこんが一番すごいこんだね。

 

Dscn56482 『農家のモノ・人の生活館』の唐竿の挿絵

そん時に「麦打ち歌」でも歌えばなおさら実感が出るじゃんと思って、この辺にも麦打ち歌があるかと思ってさがしとうけんど、麦打ち歌っちゅうは「唐竿(からさお)」で麦を打つ時に歌う歌だっとうさ。関東じゃあ「くるり棒」って呼んだりして、それぞれの地方によって呼び名はいろいろあるらしいけんど、麦作りにくっついて広まった道具で、アジアのあっちこっちやヨーロッパでも使われてとうっちゅうよ。唐竿で麦を打つにゃあコツがあってさ、うまく調子を取らんと自分の肘を打っちもうだってよ。夏の暑いさかりに、麦のノギが舞い上がって、汗をかいた肌にはりっついたノギんチクチクして、きつい仕事だっとうって。ほんだから、麦打ちゃあは隣近所で一緒にやるこんが多くて、麦打ち歌を一緒に歌いながら調子を合わせて作業しとうどって。ほんだけんど、麦を打ちながら歌なんか歌える気分じゃあなかったらしいよ。だいたい口んなけえ(中へ)ノギんへえっちもうじゃんね。

 大麦は千歯扱きを使って扱いても、穂首だけ取れちもうから、唐竿を使ってノギ取りと脱粒をしんとならんだって。ほの点、小麦は脱粒がしやすいから、脱穀は大麦と比べろば苦労は少なかったずらね。

 

 

 

2014年7月 2日 (水)

収繭と館長が捨蚕を拾ってきた件

こんにちは、まゆこです。

さて、まずは6月22日(日)に行ったH26資料館春蚕の収繭の様子をお伝えしますね。

Dsc_0411まず、繭掻き棒でザクッザクッと枠内の繭を押し出して、

Dsc_0412回転蔟から繭をもぎとります。

Dsc_0416大正時代の手回し毛羽取り器で、繭はこんなにキレイになるんです!

Dsc_0422その後、おまけの「座繰り体験」です。

 こちらも古い道具で行いましたが、うっ、体験者が途切れた隙に館長が夢中になってやってるぅ♪ 糸がとられていく繭がお鍋の中で生き物みたいにぽこぽこ動いて、なんだか愉快なんですよ!

 しかも、巻き取られていく糸はキラキラ光って美しいし、座繰りを動かしているいくつもの歯車が縦横にかみ合う様はいくら見ていても飽きません。一つの繭からおよそ1500mほどの糸が取れるということを、座繰りを自分で何回も何回も高速で回すことで実感できると思います。

 この座繰り体験は、まゆこもこれからの資料館イベントの中でもちょくちょく登場させたいと企んでいる催しなので、みなさんお楽しみにね♡

 

さて、もうひとつの事件!というかお知らせですが♪

Dsc_0423ジャンッ!なぜか蚕がまだいる~♪ 全部で3つある飼育箱のうちの一つ。

 その事件は、春蚕の収繭体験が終了し、まゆこがやれやれと蚕飼育展示ブースをすべて片付けてしまった625日の午後に起こりました。休日のはずの館長がやってきて、「おみやげだよ」と箱をさし出しました。中にはドッチャリおかいこさんが。何百頭いるのでしょうか?しかも成長具合が不揃い! 

Dsc_0451かなり成長具合が「ふぞろ」の蚕たち充分に桑葉が与えられていなかったのかもしれない
 今年の春蚕時期は山梨県ではひょうの被害にあった桑園も多く、育てきれなくなった蚕が鳥のえさにされそうになったところに出くわした館長は、かわいそうになりもらってきたというのです。

「でも、捨てられる蚕のほんの一部、二枝ぐらいをもらってきたんだけどなぁ」とのこと。結局いままでで一番多い頭数をこれから飼うことになりました。

まゆこ・富子さん回転蔟はどうするんですか?いままでのミニ版では間に合わないですけど・・・」

館長う~ん↘(その後黙る)」

責任を重く感じたのか、館長が大掛かりな工作をはじめました。

Dsc_045710枚を設置する本格「回転蔟」を吊ることのできる装置を館長がつくりました。(館長スゴイ!)

Dsc_0461  蔟の下に取り付ける「尿受け」もちゃんと作る館長。(エライ!)

  というわけで、みなさま、中央市豊富郷土資料館ではまだまだ春蚕の成長を観察することができるようになりました!しかも、実際の養蚕家が使用している回転蔟を間近にご覧いただけます。

 縁あってうちの資料館に来てくれた蚕たちには、ひもじい思いをさせないようにと、富子さんも一生懸命育ててくれています。かわいい蚕たちをまた見に来てくださいね♪

 Photo

まゆこ

 

 

 

 

 

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