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2014年6月27日 (金)

中込さんの収繭作業とそのお悩み

こんにちは、まゆこです。

Dsc_0400中込家の平成26年春蚕の収繭は、6月19日(木)に行われました。

Dsc_0394現在、文義さんは、収繭を回転蔟からの繭掻きと毛羽取りを同時にしてくれる「大森式全自動収繭毛羽取機・まゆエース」で行っています残念ながらこの「まゆエース」稼働中の取材には間に合いませんでした。ざんね~ん↘

Dsc_0403_2選繭中ですこの後そのまま、繭は蒸れないように飼育カゴの中に広げて置かれ、出荷日(翌日20日)の朝に油単(ゆたん)に詰めます。

153kg_2計量の仕方をまゆこに教えてくれる文義さん。 

15.3㎏を一つの油単に詰めるそうです。

 そしてJAふえふきの職員さんが、担当する中込さんも含まれる地域の繭(4件分)を集めて、直接長野県下諏訪にある松沢製糸に持っていくのだそうです。 松沢製糸で乾繭され、倉庫に貯蔵された繭は、山梨県の甲斐絹座(富士北麓地域の織物職人によって構成された組合)の発注する量だけが製糸され、織物職人のもとへ送られるという流れになっています。JAふえふき久保田さんのお話

選繭中の文義さんにここで質問!

まゆこ「今年の春蚕の出来はどうですかねぇ」

文義さん「う~ん、出荷の朝の計量が終わらんとわからんなぁ。油単がいくつできるかっちゅうわけだ」

まゆこ「そうなんだ~。でも手ごたえはどうですか?」

文義さん「まぁ、今回はいつもよりちょっとばかし『ごろ(通称ゴロツキ)』が多かったかなぁ。水分の多い玉穂(地区)の桑ばかりやったから、やっぱりまずかっただぁ

まゆこ「へぇ~、(甲府盆地の底に当たる)玉穂の桑はすごく葉が大きいし、みずみずしくて柔らかそうだったのに?!ダメなのぉ~?」

文義さん「一見良さそうだけんども~、豊富地区の丘陵地の乾燥したようなところで育った桑もたんとやらんと、いい繭はできんようの気がするどぉ」

 中込さんの言う蚕の「ごろ」とは、通称ゴロツキとよばれる「不結繭蚕」のことで、普通に上族して健康に見えても繭をつくらず幼虫のまま死んでしまう蚕のことをいいます。養蚕家にとっては非常に不経済なのですが、遺伝的なものの他に、病気や農薬汚染桑を食したことなどが理由として考えられるそうです。今回のゴロツキの発生の原因は定かではありませんが、文義さんの考えている反省点とすれば、「桑切りには骨が折れるが、山の斜面にある豊富地区の桑園のものを頑張って多く与えておけば、もっといい繭がたくさん作れたのになぁ」というものでした。60年以上もの間続けている養蚕でも、毎年毎年、反省点があるそうです。

 

 それと、まゆこは中込さんから悩み事を一つききました。それは、繭の毛羽取りがうまくできなくなってきたというものです。中込さんが使用しているのは、「大森式全自動収繭毛羽取機・まゆエース(A-2型)」ですが、その毛羽取り機能を担う部品が劣化してきているようなのです。

Dsc_0392養蚕の未来について話す文義さん。
 しかし、日本国中の養蚕業そのものの衰退により、十年ほど前から回転蔟、自動収繭毛羽取り機などの養蚕用資材が製造供給されなくなっています。日本中どこをさがしても、文義さんいわく、「どこにも売っていんし、修理してくれる人もおらんし、困ってるだぁ」という状態なのです。 この養蚕業の死活問題を解消しようと、現在一番多くの養蚕家が存在する群馬県では、中古養蚕資材のリサイクル供給体制を整備しようという取り組みがはじまったようなのですが・・・。 山梨県ではどうしたらよいのでしょう? 中央市内のどなたかのお家に、不要になったまだ使用できる収繭毛羽取り機(まゆエース)は眠っていないでしょうか?

 まゆこは「養蚕をやり続けたいけれども、できなくなるという現状がある」ということをはじめて知りました。

 いま注目されている日本の近代化を支えた絹産業遺産。でも、その絹産業を支えてきた養蚕農家は今現在も少数ですが全国に生き残っています。(全国で571戸、山梨県で24戸・大日本蚕糸会シルクレポート平成25年度都道府県別養蚕農家戸数による

 「まゆエース」に関して、何か良い情報がありましたら、お知らせ願いたいです♪

Photoよろしくおねがいします!
 まゆこ

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