夏椿
富子だけんど、えらい久しぶりじゃんね。梅雨にへえっとうけんど、雨っぷりの日が少なくて、野良仕事もはかんいっていいじゃんね。まあ雨もいっさら降らんちゅうは困るけんど。
資料館の庭も梅雨時らしくアジサイも咲いたし、ナツツバキも咲いてるさ。今日は、ナツツバキをみんなんに見せたくて、写真を撮ったから見てくりょう。
きれいずら。梅雨でうっとうしい時期だっちゅうに、さわやかじゃんね。原産は日本から朝鮮半島だっちゅうよ。木の皮はつるつるしてえて、「サルスベリ」っていう人もあるらしいさ。はっぱはツバキっていっても、厚かあないし、てかてかもしていなんで、秋にゃあ落っこっちもうさ。ほんだけんど花はツバキによく似てえるら。夏に咲くツバキだから、「ナツツバキ」だね。
お寺の庭に植えられるこんが多かったらしいけんど、お釈迦さんが死んだときに咲いてえた「シャラソウジュ」とまちげえたらしいだよね。ほんだからナツツバキは「シャラノキ」っても呼ばれてるさ。シャラソウジュは日本じゃあ育たんから、しょうがねえね。
花のあとで実がいると先っぽが割れて種が飛び出す仕組みになってるだよね。こりゃあ去年の花のあとだけんど、こういう黒いのがまだいっぺえ木についてるさ。おもしれえ形だから、なんかに使えるといいだけんどね。
「ぽとぽとと 散る塀のうちそと 夏椿」
花は咲き終わるっちゅうと、この俳句みたように落っこちるね。それもツバキの花に似てえるさ。資料館に来たついでに見てくりょう。
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