ワタの話(10)
富子だけんど、今日はせっかくの連休だに、あいにくの天気じゃんね。
「ミニ企画展 綿と棉」はついせんころ終わっとうけんど、この展示は、さわるこんができたり、体験するこんができたりするっちゅうところが、うんとよかっとうようで、好評だったさね。資料館で糸取りの体験ができるっちゅうこんで、わざわざ富山県から来てくれとう人もいるだよ。すごいじゃんね。大人は、綿から糸が取れるっちゅうこんは知ってるけんど、実際にどうやるかっちゅうは知らん人が多いからね。糸になるとこを見たり、自分でやってみたりするっちゅうと、感激してくれるだよね。うれしいこんじゃん。
うれしい話はまだあるだよ。「資料館で展示していたワタは洋綿なので、和綿をあげます」っちゅって、ワタを何種類も送ってくれた人がいるさ。茶色のワタや緑色のワタも種と一緒に送ってれたから、さっそく展示させてもらったさ。種はまた今年も栽培しっかと思ってるところさね。資料館のボランティアのしゅも、畑にワタを作ってくれるっちゅうから楽しみじゃんね。
新聞に、資料館の館長がつくった糸車で糸取りをしてるミニ企画展の記事が載ったさね。ほうしたら、「本物の糸車があるからあげます」っちゅって、くれた人があっとうだよ。まだ新しくて、あんまり使っちゃあいん糸車さ。うれしいこんじゃん。もらってきてさっそく展示させてもらっとうさ。これっからも大事に使わせてもらうじゃんね。いっしょに実繰りももらったから、ワタが採れたら使わせてもらわっかと思ってるさ。
こんだの展示にゃあ、いろいろな人に協力をしてもらって、本当にありがたいこんだよね。こうやっていけば、資料館はどんどんみんなんで作る資料館になって、自分とうの資料館になっていくじゃんね。いいこんだよね。
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