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2014年5月 8日 (木)

ワタの話(11)

Tomiko

 富子だけんど、畑仕事で、こしっぽねを痛くしちゃあいんけ?あんまり無理をしちょしよ。

綿からとった糸で織物をしとう話をするっちゅっといてっから、ええかん時間がたっちゃったじゃんね。まず、機織り機だけんど、子供のおもちゃの機織りを使わっかと思ったけんど、やっぱし原理がわかるもんがいいと思って、子供向けの本に載ってとう機織り機を、館長にごむしんを言って作ってもらっとうさ。材料は、なんちゅっても、無料で手に入る竹だよね。竹ひごを28本並べて、上と下を木に固定させただけの簡単なもんさ。竹ひごの中心にゃあ孔を開けておくっちゅわけ。

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ほうしたら、経糸を用意するさね。経糸は自分で作った糸じゃあ足りんから、細い凧糸を使っとうさ。竹ひごの間を通す糸と、竹ひごの孔を通す糸でけっこう幅のあるもんができるだよね。経糸を幾本かっつまとめて細い竹の棒にかけて、その棒を腰に紐でくくしっつけて織り始めるっちゅうわけ。杼(ひ)も竹製だからね。機織り機を上に上げちゃあ緯糸を通し、下に下げちゃあ緯糸を通しっちゅうこんを繰りけえして、おりもんができてくるさ。素人が綿から取っとう糸は、太いところんあったり細いところんあったりして、うまかあないどうけんど、それがまたおもしれえとこだよね。ここまで織ったら糸が足りなくなっちまったから、また糸取をしなけりゃあならんねぇ。

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ワタの話はこれで終わりにしてえと思ってるさ。茶色や緑のワタや和綿が育ったらちっと書くかもしれんけんどね。楽しみにしといとくんねぇ。

 

 

 

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