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2014年4月29日 (火)

小麦の話(9)

Tomiko

富子だけんど、何をするにもいいあんべえの季節になったじゃんね。

 小麦の話は終わらっかと思っていたら、穂が出てきたから、みんなんに見せてやりてえと思って、また書いてみとうさ。

Dscn50372_3 いよいよ暖かくなってきた4月26日

Dscn50382_4 葉のかげから顔をのぞかせた麦の穂

 緑色の葉っぱのかげから顔をのぞかせている穂が、生まれたてのぼこのようでなんだかむしょうにいい気分になれるよね。雪の下に埋もれていとうときはどうなるこんかと思ってとうけんど、植物の生命力っちゅうはすごいもんじゃんね。

Img_00032 曲線が美しい麦打ち台

 

 麦秋をむけえるのも、もうちっとだね。どうやって麦扱きをしっかと思ってたら、すごいもんをもらっちゃとうさ。『麦打ち台』っちゅうもんだけんどね。「麦打ち棚」とか、「麦叩き台」とか、「麦叩き棚」とも呼ばれるらしいけんど、足踏み脱穀機を知ってる私でもさすがに麦打ち台のことは知らなかったからね。どんなもんだか貰ってみるまでいっさらわからなかったさ。もらってみたら、脚がついた木の枠に割った竹をすのこ状に張ってあってね。麦の束を持って、そりょう竹の部分に叩きつけて脱穀をするだけんど、茎が強くて粒が落ちやすい小麦の脱穀にゃあ便利だったらしいさね。

 もらった麦打ち台は、横幅が120cmで、奥行きが58cm、高さが60cmの普通の大きさだけんど、割った竹を2枚向い合せて7組張ってあって、枠はまん中がちっと甲高につくってあるだよね。寄付してくれた岸本さんは、大工さんに作ってもらって、昭和30年ころまで使ってたって話してくれとうさ。

 小麦を刈ったら、この麦打ち台で麦扱きをしてみたいもんじゃんね。

2014年4月28日 (月)

端午の節句に飾られなくなった人形たち

こんにちは、まゆこです。

 桃の節句、端午の節句と豊富郷土資料館ではお人形祭りが続く中、「いったい君たちは誰なの?」と問いかけたくなるような、まゆこの知らない人形たちとたくさん出会いました。

特によくわからなかったのは神武天皇など記紀伝承上の人物をモチーフにしたお人形たちです。戦前は多く飾られていたようで、収蔵品にも同じ主題と思われるお人形が数セット存在するものがあります。

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左から応神天皇を抱いた武内宿禰・神功皇后 

 中でも、赤ちゃんを抱いている老武者と武装した女の人がセットになっているお人形は3セットもありました。神功皇后(じんぐうこうごう)と応神天皇を抱く武内宿禰(たけうちのすくね)のセットだということがわかりましたが、まゆこにはなじみのないお人形だったので、端午の節句に飾るお人形にしては特異なものにうつりました。

 

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赤ちゃん紛失のまま収蔵された神功皇后と武内宿禰(ざんねん)

 

  神功皇后と武内宿禰は、大和政権の初期に活躍したという記紀伝承上の人物で、神功皇后と武内宿弥と応神天皇(3人揃い)の人形は、新羅を攻略した神功皇后が応神天皇を抱いた武内宿弥を従え凱旋する様子をモチーフとしています。

  また、明治時代の紙幣発行初期からこの二人の肖像は採用されており、当時の日本人にとってポピュラーな題材の一つであったのでしょう。

Dsc_0091武内宿弥が肖像の紙幣(当館常設展示室内)

 神功皇后と武内宿弥が朝鮮を攻め、百済を降伏させ、百済や高句麗を服従させたという「三韓征伐」の立役者を英雄視することは、「秀吉の朝鮮出兵」「明治の征韓論」「日韓併合」の大義名分にされたという説もあるようです。

 戦前の子ども達とは全く違う歴史教育を受けた戦後生まれのものにとって、端午の節句の飾り物の中に武装した女子と赤ん坊を抱く翁という組み合わせの人形は異質なものにみえますが、明治・大正・昭和と続いた軍国主義(海外への出兵)という時局において、男子の節句にふさわしい勇ましいものの象徴としてとらえられ多く飾られたのでしょう。

 

Dsc_0036加藤清正の虎退治

 他にも、加藤清正は豊臣秀吉の子飼いの家臣ですが、朝鮮出兵中に虎退治したという伝承があり、神功皇后たちと同じ理由で戦前の節句人形としてよく使われたモチーフだったのかもしれません。

  お人形の素性がわかると、当時の人々のおかれていた社会情勢というものも垣間見えてくるようなのですから、興味深いですね。

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まゆこ

 

2014年4月27日 (日)

お題は養蚕?群馬と山梨のお菓子対決!

こんにちは、まゆこです。

 

Dsc_0159左が群馬の蚕のチョコ、右が山梨県中央市の繭最中

 先日群馬県のお土産として、れいのあのチョコが届けられました。

 「キャー、このお蚕チョコにやっと出会えたー!」噂のお菓子をはじめて目の当りにしたまゆこは、うれしさのあまりひと踊り♪

Dsc_0158「養蚕国群馬・かいこの王国・お蚕様チョコレート」という商品名のようだ。

 一方、毎日一生懸命おかいこの世話をしている(というキャラ?)富子さんは、舞い上がるまゆこに向かって一言、「あたしは、食べないっ!」。

その様子をしり目に館長ガブリッ。 早っ!

Dsc_0160「うん、うまいぞ!」

蚕のチョコを買ってきてくれた資料館職員OBの岡ちゃんには、お礼代わりに山梨県中央市豊富の名菓「繭最中(まゆもなか)」を食べていただきました。

Dsc_0161「やっぱり、この繭最中のおいしさには安心感があるよね!」

Dscn4130 青林堂の繭最中

 豊富地区浅利にある老舗菓子店青林堂の繭最中は、3月に行われた諏訪神社の湯立て祭りをはじめ数ある豊富地区の祭礼において、当番が用意すべき供物の一つとして新米や酒、海山の幸とともに必ずと言っていいほど並べられます。シルクの里豊富地区の人たちが昔からたいへん親しんできたお菓子なんです。

富子さんもこの繭最中は食べてもOKだそうです。

Dscn4132 香ばしい皮の中に餡子たっぷり。

「道の駅とよとみ」でも購入できますよ! シンプルだけど、おいしいんだなぁこれが。

その後、群馬のお蚕様チョコと山梨の繭最中を並べて穴のあくほど観察し、両方ともおいしくいただきましたまゆこです。

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うふふ♪

 

2014年4月26日 (土)

ミニ企画展 竹 ~万能の天然資源~

 驚異的な竹の繁殖力によって、竹林が竹藪になってしまっているこの頃ですが、かつて私たちの生活は、数々の竹の恩恵によってなりたっていました。たとえば住宅の建築には竹はなくてはならない建築資材でした。ザルやカゴ・箸に食器、さらには物干しざおなど数えきれないほどの生活用具の素材としても使われていました。

Dsc_01752 展示の様子

 1960年代の中ごろにマダケが全国的に開花してたくさんの竹が枯れてしまい、それまで日用雑貨品の大部分を占めていた竹加工品が生産できなくなるとともに、当時急速に発達してきたプラスチックが竹に代わっていきました。しかし、今再び竹の有用性は見直されてきています。今回のミニ企画展は、環境にやさしい万能の天然資源としての竹の魅力に迫っていきたいと思います。

Dscn50402 常設展にも竹がいっぱい

Dscn48602 力強い竹のたが

期  間   平成26年4月26日(土)~7月11日(金)まで

休館日   月曜日と祝日の翌日

入館料      大人250円 こども100円 (幼児と65歳以上の方は無料)

                5月3日・4日はこども祭りのためどなたも入館無料です

どうぞ竹を見直しに来てください。

2014年4月24日 (木)

有泉家住宅の座敷に節句飾り

こんにちは、まゆこです。

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豊富地区関原のお宅から、昭和時代のお節句飾りをいただきましたので

Dsc_0165

早速常設展示室内にある移築した有泉家住宅の座敷に、提供してくださった小林さんと一緒に飾りました。

 

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飾る時お手本にしたのは、小林家の端午の節句記念写真です。隣の武者人形とほとんど変わらない大きさの笑顔の男の子は、いまはもう小学生の子供を持つお父さんだそうです。

Dsc_0166こうやって飾ってみると、大事に保管されていたこともあり節句飾りの輝きは昔のままです。

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しかし、写真をみるとやはり時の流れを感じずにはいられませんね。

とても立派なお飾りをいただいて、常設展示室内に明るい季節感が漂います。小林さん、思い出のお人形をありがとうございました。

 常設展示室内のこの有泉家の座敷は入場可能です。どうぞお座敷に上がって華やかなお節句人形を間近にごらんになってください♪

Photoまゆこ

 

2014年4月23日 (水)

H26「春のこどもまつり」のお知らせ。

 こんにちは、まゆこです。

 今年度の「春のこどもまつり」のお知らせです。

 

Tirasi512

日時 : 平成26年5月3日(土)・4日(日) 午前10時~3

 

≪「春のこどもまつり」開催中の2日間はすべての方が入館無料となります。≫

 

内容:(1歳未満の乳幼児を除く中学生以下の子供がイベント参加の対象です。)

 

  1.  手作りおもちゃでの昔の遊び体験

    「弓矢」「魚釣り」「ゴム鉄砲」「けん玉」「くるくるコースター」の5つの昔の遊びをクリアしますと、参加賞として風車キットをプレゼントします。どうぞエントランスホールにある工作場で完成させて、お持ち帰りください。

     

  2.  シルクの里公園ウォークラリー

     資料館周辺の大福寺の薬師堂や観音堂、浅利与一の墓所や公園内の与一銅像等を巡り、簡単なクイズに答えていきます。20分ほどで到着するゴールの資料館で答え合わせをし、参加賞をもらいましょう。 

     (1、2ともに資料館入口の受付でエントリーしてくださいね。)

  その他、石臼、火おこしの道具、糸繰り器やそろばん等、随時触れて学ぶ体験もできます

Polugo526 チラシのポルトガル語訳

 今回、中央市の通訳の伊達さんに、春のこどもまつりのチラシをポルトガル語に訳していただきました。 まだ日本語の上手ではない小学生にもたくさん遊びに来て欲しいと思ったからです。市内の小学校に試みに配布してみました。

 

 山梨県中央市はポルトガル語圏から移住した方々も多くいらっしゃるので、是非この機会に昔の日本の文化を満喫できる豊富郷土資料館にご家族で遊びに来てほしいと思います。 

 

資料館パンフレットもポルトガル語訳を用意してありますよ。

 

 とにかく、今年も「春のこどもまつり」にたくさんの方々にきていただき、一人でも多くの人に、中央市豊富郷土資料館の楽しさを知ってほしいです。

 

おまつりに向けて、職員みんなで準備頑張ってます。

 

みんな、きてね~♪

 

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まゆこ

2014年4月19日 (土)

緊急速報!ふわふわドーム復活です♪

 

 みなさ~ん、お待たせしました。ふわふわドーム。復活です!!

 

 また遊びに来てくださ~い♪

 

Dsc_0150 

平成26419日(土)午前11時半

 

 ふわふわドームは42日(水曜日)より、ドーム内に十分に空気が入らなくなり使用を中止していましたが、本日4月19日(土)午前11時半頃に修理と点検が完了し、無事みなさまに使用していただけることになりました。

 当資料館にも「いつからふわふわドームでまた遊べるようになるのですか?」という問い合わせが多くありましたが、明確なお答えが出来ず、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

 

 

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平成26410日(木)ぺしゃんこおっぱいの時

 社会科見学で来てくれる小学校も、お弁当を資料館隣りのシルクの里公園で食べ、ふわふわドームで遊ぶのを楽しみにしてくれている場合が多いので、資料館職員もこの状況に心を痛めていました。

 無事になおってよかったです♪

 

 今日と明日は企画展開始の解説日のため、中央市豊富郷土資料館はちょうど無料開放しています。復活したふわふわドームと併せて、是非お楽しみください。

 

Dsc_015141911時半頃の解禁直後に大喜びではねまわる子供達。

Photo「ふわふわドームはまゆこのボディと同じ「小石丸」という品種のまゆの形なのよ!」

まゆこ

 

山梨の遺跡2014パネル展はじまる。

 本日より、平成26年度企画展「山梨の遺跡2014パネル展」がはじまりました。

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 会期は、平成26419日(土)~68日(日)です。

 また本日19日(土)と20日(日)は無料で入館できる解説日となっています。

 この企画は平成25年度に行われた県内の遺跡の発掘調査などから、重要なものをとりあげて写真・解説パネルと実物資料でご紹介するものです。山梨県埋蔵文化財センターと共催です。

 

Img_0048県埋蔵文化財センターと県内市町村の事業で発掘した資料などから、最新の山梨の考古学情報を知っていただくことができます。

Img_0051ご紹介する遺跡は、北杜市梅之木遺跡・武田氏館跡などの国指定史跡も含めて23か所あり、中でも中央市教育委員会が発掘した上窪遺跡については実物資料も展示し、これまで に6回行われた調査情報をお伝えしています。

 普段見る事の出来ない地下の世界に眠っている、先人の生活の痕跡を見に来てみませんか?

お待ちしております♪

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まゆこ

 

2014年4月18日 (金)

山ノ神例大祭 春の祭りのにぎわい

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4月16日から17日は、大鳥居の山の神の例大祭です。大鳥居地区の6つの組が毎年交替で当番となり、祭りを仕切ります。今年は水上の組の方々が当番で、何人かは16日の午後から準備に山に入り、籠り堂に泊まって17日を迎えます。山中で過ごす一晩は、さぞかし寒く、イノシシやシカなどの獣も動き回るために、不気味な夜だったでしょう。しかし、普通、今では味わえない貴重な体験だと思います。

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式典は10時からですが、朝早くからお参りに来る人がいるため、参道入り口の一丁目には組の人がテントを張り、案内をはじめています。また、林道からの入り口には商工会ののぼりが立ち、少し違和感もありますが、さあ、今から登るぞ、という元気づけにはよい雰囲気かもしれません。

17日の取材には、富子さんのご主人が下から登って記録写真を撮ってくれました。私は林道をバイクで登り、弓建て嶺経由で山ノ神へと行きましたが、普段は途中のゲートで通行禁止です。

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祭典にはたくさんの方々がおいでになり、大鳥居各組の代表の方や駐在さん、田富の今福講の方々も団体できました。祭壇には果物や野菜など、作物の豊穣を祈願する供物が並べられ、一升ビンもあります。祭礼の集まった方々は100人を超え、鳥居からはみ出しています。私も祭礼に参加したのは初めてなので、とても神聖な気持ちになりました。

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山ノ神の祭神はオオヤマズミノミコトです。春の例大祭は山ノ神を里へお連れして、田や畑の豊作をお願いし、また、10月17日の秋祭りには、里から山にお返しする祭りだと思われます。そのため、里にも山ノ神神社や祠がまつられているのですが、大鳥居の一の沢の里宮は、今は山頂の山ノ神に合祀されています。

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かつて養蚕が盛んなころは、関東一円から山ノ神にお参りする講があり、夜も登られたと伝えれます。今は御札も諸災消除のものや破魔矢・交通安全などのお守りが売られています。さすがに養蚕の御札はありませんでした。

それにしても伝統的な祭りは末永く残したいものですね。

2014年4月17日 (木)

豊富小の子供たちはお山の神さんを目指す!

こんにちは、まゆこです。

 

 本日は お山の神さん祭礼の日でした。

 

地元の豊富小学校は半日でお休みになり、午後は1年生から6年生までのほとんどの児童がお山の神さん目指して、桜の道を頑張って登ります。

Dsc_0105登山道入り口看板前で気合を入れる子供達

Dsc_0126「あと10年くらいしたら、僕もこの鳥居の注連縄つくるの手伝うんだ!」と頼もしいことをいってくれる小学5年生もいました。

 三丁目の標石辺りではみんなまだまだ元気。豊富児童館の先生たちに伴われ、学童保育の低学年の子ども達も頑張っていました。

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 鳥居をくぐりお山の神に続く参道には、標石が並んでいます。江戸末期のころ、お山の神を崇敬する各集落がお山の神講の講中として建てたものです。

ゴールの山之神社は二十丁目です。

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 標石をみつけると、子供達はうれしそうに上に石を積み、自分の足で一歩一歩、お山の神さんに近づいているのを実感します。

Dsc_0130 参道の桜が一生懸命な子供たちを励まします。とても疲れていると思われる子供たちですが、午前中に参拝して下山する大人たちとすれ違う時には、大きな声で気持ち良く「こんにちはっ!」とあいさつしてくれるんですよ!

 大人たちもすれ違いざまに、たいへんそうな子どもには荷物の持ち方や歩き方をアドバイスしたりと、とてもあたたかい空気が参道を包んでいました。

 

 「一年生からお山の神さんに登るのは、豊富の子どもの伝統行事なの!」と胸を張ってまゆこに教えてくれた子供達。とてもとてもたくましくて、自身に満ち溢れていました。

 

 ゴールの山の神社では大鳥居地区の大人たちが、子供たちがたくさんおかわり出来るように、たくさんの豚汁を用意して待っています。この地区には、子ども達の育ちを見守るすばらしい地域力があるのだなぁと深く感心したまゆこです。

 

Dsc_0144山頂のお山の神さんでもらってきてもらったお札と開運招福の守護矢

今日まゆこはお山の神さんまで行けませんでしたが、館長が朝10時からの祭典と山の神社周辺の賑わいぶりを取材してきましたので、すぐにでも写真と記事をのせてくれることと思います。楽しみにしていましょう♪

 

まゆこ

 

2014年4月15日 (火)

乙黒桜開花速報

Tomiko 富子だけんど、はんで稼いでるけ?

今日は旧玉穂町の乙黒桜のこんを書くじゃんね。

012 長林寺山門の乙黒桜(4月13日)

022 白くて大きい花

中央市の乙黒の土手にやあ、明治から大正のころに花と葉っぱが一緒に出てくる山桜のなかまの「駒つなぎ」っちゅう、白くてでかい花を咲かせる遅咲きの桜が咲いてとうっちゅうよ。乙黒の土手の桜は、地元のしゅうにはもちろんのこと、遠くのしゅうにもに名めえが知られてて、「乙黒の花見」っちゅってにいやかな花見が繰り広げられたっちゅうよ。

052 甲府右左口線の民家にも植えられている

 

桜の名所は、昔「乙黒の渡し」があったとこで、土手を強くして洪水を防ぐっちゅうで植えられたらしいだよ。ほんだから桜並木は甲府市の大津町まで続いてとうさ。

 

 村のしゅうに大事にされてとう桜だけんど、昭和7年に土手の改修をするとうって切られて無くなっちゃっとうだって。何本か残ってとう木から苗を育てとう桜が、乙黒のあっちこっちに植えられてて、昔の様子をしのべるから、見とくんなって。これっからが見ごろだから、乙黒のへんを歩いてみて桜を見つけてみるのもおもしれえと思うよ。一回見たら忘れられん桜だから、すぐわかるさね。

長林寺の裏にもあるし、畑の中にも咲いてるし、山王川の土手にもあるようだよ。

062 ふるさとふれあい公園

 

中央市じゃあ、乙黒桜の花見にみんなんが集まれるように、これっから桜を増やしていくらしいよ。はんでそうなってくれろば、また「乙黒の花見」ができるじゃんね。楽しみだよう。

 

 

 

2014年4月13日 (日)

お山の神さん(山の神千本桜)の鳥居の注連縄

こんにちは、まゆこです。

 ことし平成26年も、お山の神さんの鳥居に新しい注連縄が掛けられました。4月12日(土)の昼頃のことです。

Dsc_0066全長12メートルにも及ぶ注連縄

 Img_0024  416日から17日にかけて行われるお山の神様の祭典にむけての準備の一つです。

  お山の神さんの春祭りは、古来より現中央市豊富地区にある大鳥居(おおとりい)内6つの集落が順番に当番となり、責任を持ってお祭りしてきました。

Img_0021  山の鳥居に張る注連縄は現在は鳥居の端でなっていますが、昔は信徒総代の家でない、大鳥居地区内を練り歩き山へおさめたそうです。

 

 この注連縄に使う稲わらは農林22号という現在ではあまり栽培されなくなった丈の長い品種を特別に作って使用しているそうですよ。

 

 Dsc_0055  今週の416日(水)の夜からは、今年当番の水上(みずかみ)の人達が山のお堂に泊まり込み、17日(木)に祭典がおこなわれます。

 かつてこのお山の神祭典には遠く京浜地方からも崇拝者が集まり大賑わいで、周辺の町村でも養蚕繁盛・農耕守護・商売繁盛を願って夜中から山に登る参拝者も多くいたそうです

 Dsc_0050 地域の人々が準備したこの新しい鳥居をくぐり、桜がいざなう山の神への道を、参道わきの標石で確認しながら一歩一歩自分の足で登るのはちょっと大変だけど、とても清々しいです。

 つづら折りの山道を息を切らしながら幾折りか超えると、50分程でお籠り堂前の広場に出てあと一息。お山の神様のいらっしゃる山之神社はそこからほんの少し登ったところにあり、17日には、お札を求めることもできます。この信仰の山道を彩るように植えられたのが山の神千本桜なのです。

 Img_0035  お山の神さんのふもと近くにあるここ豊富郷土資料館は、最近山の神千本桜へ向かう人々の道案内所のような感じになっていますが、その桜の道が片道約1時間の登山道であるとお伝えすると、「桜の名所の観光地なのだから、道を舗装して車に乗って桜を見られるようになってなきゃダメだ」等とたまにお叱りを受けることがあります。

 しかし、「山の神千本桜」が、もともと桜の名所を作るために植えられたわけではなく、昔ながらの信仰の道があり、その参道を大切する地域の人々の心が花開かせた桜であることをお伝えするようにしています。

同じ中央市で甲府盆地の底にあたる玉穂地区や田富地区からもよく見える山の神千本桜は、標高の低いところから上へ上へと順に咲いていくので、地域の人々が盆地の春の進度をはかる目安にもなっています。登らなくとも春の息吹を視覚で感じられる大切な道なのです。

 こんな素敵な風景のある中央市に暮らせて幸せだなぁとつくづく感じるまゆこです。

Photo まゆこ

 

 

 

2014年4月11日 (金)

端午の節句に模様替え

こんにちは、まゆこです♪

Dsc_0029 46日まで開催していたひな人形展が終了し、48日には中央市歴史文化ボランティアの皆さんのお力を借りて、一日のうちに250体以上のお人形と雛道具を片づけることができました。

そして、一気に資料館を端午の節句バージョンに模様替えです。

 入口には巨大なこいのぼりを幕のように張り巡らしました。どうぞみなさん、来館される際はこの巨大な真鯉をくぐっていらしてください。

Dsc_0006 いつものごとく、館長頑張る!

Dsc_0005 はしごの下で、まゆこは応援!

Dsc_0028 エントランスホールにもこいのぼり。

Dsc_0038  ウインドウディスプレイには、端午の節句が出番のお人形たちをたくさん並べました。

 よ~くみると、昔話シリーズの「桃太郎」「舌切り雀」「金太郎」の他、「巴御前と木曽義仲」、「神功皇后と武内宿弥」、「鍾馗様」など現在の一般家庭ではあまり飾られなくなったお人形も多数あります。 

 

Dsc_0032 Dsc_0035

また、このような「押絵」もいくつかありますので、ご覧になってくださいね。

 当館所蔵の端午の節句のお人形たちについては、次の機会にくわしくお伝えしたいと思います♪

Photo まゆこ

 

2014年4月10日 (木)

小麦の話(8)

Tomiko

  富子だけんど、元気け? あっちこっち桜だ桃だあが咲いていっぺんに春が来たような気がするよう。小麦の話もぼちぼち最後にしてえと思ってるどうけんね。

 脱穀しとう小麦は、1年間分のおまんまになるだから、おてんとうさんにあててしっかり干すだよね。庭に「むしろ」を敷いて、その上に薄く広げてね。雷が鳴ってにわか雨なんかが降ってくると、そりゃあへえ、大急ぎで取り込んだもんだね。干している間にスズメにもかなり食われたかもしれんね。小麦・大麦・そば・きび・ごま・豆なんかも、殻からはなすとみんなおてんとうさんに干すさ。朝に広げて、夕方に取り込むっちゅうのをを繰り返し、ちゃんと乾燥させてっからしまうっちゅうわけ。お蔵はあったけんど、ネズミが住み着いていたから、いろんなもんがかじられたり、食べられたりするから、油断がならんさ。入口は重い板戸で、一応錠前もあってね。ほんだから悪いこんをするとお蔵に閉じ込められたさ。ネズミはもちろん母屋にも住んでるから、夜になれば天井裏を走り回ってうるさいもんだよ。お母ちゃんが夜なべ仕事をしてえると、膝の先までちょろちょろよってきたというこんもあったらしいよ。妹は、動物好きだったから、まだ目も開かん、毛も生えちゃあいんネズミの子を見つけてきて、飼うと言ってたけんど、たぶん親にぶちゃられちゃったと思うよ。

Dscn49692 資料館に展示されている錠前

小麦粉がなくなるっちゅうと、袋に入れた小麦を麓の精米屋さんへ背負子でしょって持ってって、そこで粉にしてもらうさ。精米屋さんは粉にするもんの種類が違えば、いっしょに機械に入れるわけにゃいかんから、すぐに挽いてくれる訳じゃあなく、しばらく預けておくこんになるね。できたころにまた持ちに行ったり、精米屋さんにはオート三輪があったからそれで届けてくれたりしたもんさ。

 日本じゃあずっと製粉技術がよくなかったから、「粉」を使った食べ物ははぜいたく品だったらしいよ。ほんだから、庶民がうどん、まんじゅう、ほうとうなんかの粉食品を気軽に食えるようになっとうは、碾き臼が普及する江戸時代より後だっちゅうよ。都会じゃあ小麦を使っとううどんやてんぷらなんかの料理とか、まんじゅうなんかの菓子が作られるようになったらしいけんど。農家じゃあ粉に挽くっちゅう手間のかかる小麦は、ふだんはなかなか食えなかったって。粉はハレの日の料理になるこんが多かっただってよ。

2 資料館の石臼

 小麦やトウモロコシは精米屋で粉にしてもらったから、石臼を使って粉に挽くことはなかった気がするね。ほんだけんど、黄な粉だけは、焙烙で炒った後、石臼で粉にしていたさ。トウモロコシは山梨じゃあ「もろこし」って呼んでたね。そのころのもろこしは、今と違って硬粒種で、熟さんうちに焼いたり茹でたりして食うこともするけんど、固くなってからも役立つだよ。皮をむいて2本づつお互いに縛って、軒の竹竿につるして干しておいて、必要なとき実を取って使うっちゅうわけ。粉にして食うこともあれば、鶏のえさにもなる。一番好きだったのが、ときどきまわってくる「パッカン屋」さんに「もろこしのパッカン」を作ってもらうことだったね。もろこしと10円を持っていくとパッカンにしてくれるだけんど、釜の蓋をあけてパッカンを取り出すときにゃあ、すごい音がして、網に入りきれなかったパッカンが勢いよく外に飛び出してくるさ。これは、子どもたちが拾って食べるぶんだね。ほんのちっとのモロコシがものすごくふえて大きな袋(30kgの米袋)いっぱいになるし、甘くて本当にうまかった。

Dscn46472 今でも時々食べたくなる

 

2014年4月 6日 (日)

「甲斐の黒駒」講演会

 こんにちは、まゆこです。

本日は、当館館長・末木健による講演についてお知らせいたします。

 Tirasiumako509 この講演は当日開かれる中央市歴史文化ボランティアの会の総会終了後に記念講演として行われるものですが、ボランティアの会会員様だけでなく、たくさんの方々にも是非聴いていただこうとご案内するものです。

 

中央市歴史文化ボランティア総会記念講演

演題「甲斐の黒駒」

 今年はうま年です。甲斐の国は古代より良馬の産地として全国に知られており、聖徳太子を乗せて3日の間に富士山へ登って帰ったという伝承や平安時代には60頭の馬を朝廷に納めるなどの記録があります。甲斐源氏の活躍も、甲斐の黒駒の存在があったかもしれません。

 日時 : 平成26412日(土)午後2時~

 場所 : 中央市豊富郷土資料館 シアタールーム

 講師 : 中央市豊富郷土資料館館長 末木 健

参加無料・申し込み不要です。(なお、ボランティア総会の終了後に行いま    すので、総会の都合によりお待ちいただくことがあります。)

  お問合せ : 中央市豊富郷土資料館 中央市大鳥居1619-1 

                   ℡ 055-269-3399 まで

 午年の本年、古代から有名な甲斐の馬について考えるこの講演では、

 1文献に見る「甲斐の黒駒」(出土木簡・日本書紀・続日本紀・扶桑略記・水鏡       等)

 2遺跡から出土する馬具(県内各地の古墳などから出土した馬具から馬の分布を 考える)

 3出土馬骨から見た甲斐の馬

 4甲斐の御牧・牧指定遺跡・牧関連遺跡

 5甲斐の黒駒伝承(聖徳太子と黒駒・富士山と黒駒・仏教、浄土真宗と聖徳太子)

 6伝承の残る社寺・遺跡等

 以上のような考察を通して、甲斐の黒駒が全国的に有名になった由来を考えます。

 Dsc_0416 この日は、シルクの里公園周辺の桜や桃、山の神千本桜もすばらしい見頃を迎えています。

 

Dsc_0418 講演会にいらっしゃったお客様には、もれなく豊富地区の春を満喫していただけますよ♪

 

 Dsc_0414_2 お待ちしております。

 

Photoまゆこ

 

 

2014年4月 4日 (金)

座繰(ざぐり)でビバ、実験民俗学!

こんにちは、まゆこです。

 ビバ、実験民俗学!

 Dsc_0352 今日はエントランスホールにある体験用座繰(ざぐり)で昨年の晩秋蚕の繭から糸をとってみました。

 当館では、社会科見学でやってくる小学生たちに、養蚕のコーナーではいつもこの座繰で繭から糸をとる方法を説明しているのですが、正直なところ実際は生糸をとったことなどなかったまゆこ。今回はまゆこ自身が体験学習することにしました。

 Dsc_0411 座繰とは、繭から生糸を紡ぐ道具です。左手で取っ手を回すとそれと連動する木の歯車によって糸枠に糸が巻き取られていきます。

 横についた歯車によって左右に動く糸振りは、糸を平均に巻き、撚りをかける役割をします。

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鍋で煮た数個の繭を稲藁の穂でできた箒(ほうき)でなでて糸口を取り出し、一本の糸にまとめて撚りをかけながら糸枠にまきとると、糸振りのおかげで、とてもきれいな模様に巻き取られました。

 しかし、ウチの資料館はいつもここでやめられない!やっぱり館長が作ってしまった!! 

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 本物の座繰り機の右横にあるでしょ♪ 

 木枠にペットボトルと針金、輪ゴムに発泡スチロールの滑車を組み合わせて作られています。

 材料は身近にあるものばかりでお金かかっていないし、館長エライ! まゆこ感激♪

 

   Dsc_0346館長製作の体験用糸繰り機試作第1

 この糸繰り機があれば、1個の繭がおよそ1500メートルの長さの糸でできていることや、強くしなやかでキラキラ光る絹糸の美しさを実感してもらうことができると思います。

 しかし、今後の課題は巻き取った生糸をどのようにして現在の私たちの生活に身近なモノにしあげていくか?という点です。

 まゆことしては、子供から大人まで楽しめる簡単な工作をした結果、お洒落で持ち帰って使える参加者にうれしい作品が出来上がる!?というプロセスを目標としています。(もちろん、いままでどおり参加費を貰わずにね♡)

なにか巻き取った生糸を使って簡単にできるクラフトないですかね~。現在、生糸を巻いたペン立て、生糸と紙をパッキングしたしおり、生糸の束でつくるストラップ等など、思案中です。 お披露目の時がきましたら、紹介させていただきますね。

Dsc_0358 しかし、繭からとった生糸はやっぱり本当に美しい! 今後まゆこは、子供たちにこの座繰の仕組みとこれを使って糸をとる実感を自信をもって伝えていけるような気がします

Photo まゆこ

 

 

2014年4月 3日 (木)

桜満開シルクの里のひな祭り

 こんにちは、まゆこです♪

 Dsc_0408 シルクの里も桜が満開になりました。朝、公園を取り巻く桜並木は雨に濡れていましたが、だんだん空も明るくなって、お昼前から雨も止んでいます。

  中央市豊富郷土資料館では、本資料館の指定管理団体が新しい公社として発足したことを記念して、平成2641日~6日までの間、入館無料となっています。

また、本日43日は旧暦で祝う甲州のひな祭りです。

Img_0028_2  盆地中が桜や桃などの様々な花々に彩られるこの日、この地の先人たちは、皆でお重を持って地域の小高い丘や塚、河原に出かけ、春の喜びに包まれました。

 農村では、これから田植えや春蚕の準備に忙しくなる時期を前に、ごちそうを重箱に詰めて、一日遊ぶ行事が盛んに行われていたのです。

現代でいう春の行楽と言ったところでしょうか?家々では代々伝わるたくさんの様々なお人形たちがお留守番をしていたことでしょう。

Dsc_0211 ひな人形展は46日(日)までの開催

 公園へのお花見がてら、是非当資料館にもお寄りください。たくさんのお人形たちが皆さんをお待ちしています。

Dsc_0409 公園横の大福寺周辺

 その他、公園近くの『山の神千本桜』は今週末から見頃を迎えそうです。登山開始の起点となる鳥居周辺の桜が咲きはじめましたよ!

Photo まゆこ 

 

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