ワタの種をたくさんいただきました。
こんにちは、まゆこです。
「綿と棉」ミニ企画展を見に来てくださいました甲斐市の米山さんが、ご自宅で栽培した4種類のワタと種を資料館に送ってくださいました。
昨年の夏、ミニ企画展準備の為、資料館玄関脇にプランターを置き、ワタを栽培しましたが、江戸時代に盛んに栽培されていた和綿の種を手に入れることができず、洋綿の白いワタのみの栽培でした。
展示を見に来てくださった米山さんに展示解説の途中でそのことをお話ししましたら、「家で栽培しているワタの種を分けてあげましょう。」とさっそく送ってくださり、明後日には資料館に届きました。
その箱のなかには、美しく個別梱包された白の洋綿・和綿、茶色の和綿、緑色の洋綿の、実繰りしたあとの綿5種類と、それぞれのタネが入っていました。特に濃いグリーンをしたかわいらしい緑綿のタネは別の袋にたくさん入っていました。感謝です。御親切にありがとうございました。
米山さんはご自身で栽培した綿からチャルカというインドの糸車で糸を紡いでいらっしゃるとのことで、当館の体験用糸車も難なく使いこなしておられました。
ワタの栽培は「綿と棉」展の中の一項目として、ワタはどうやって作られるのかを知っていただく資料とするために、実験的に行いました。 綿を扱う技術においては素人のつたないものでしかありませんが、このささやかな努力を少し認めてくださり、親切にたくさんの綿をお送りくださったのだと思います。
箱の中には綿の栽培ポイントとお人柄のにじみ出たお手紙が入っていて、「お身体にくれぐれも気をつけて、お仕事にお励みください」とやさしい言葉が最後にそえられていました。感謝いたします。
いつものことですが、開催した企画展を通じて、たくさんの方々と交流でき、さらにその道に通じた人々からは色々なことを教えていただく機会が持てるのも大きな喜びです。
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